フィンランド・リーグ・カップ決勝が5日に行われ、ロヴァニエメン・パロセウラ(RoPS)とMF田中亜土夢とFWハーフナー・マイクが所属するHJKヘルシンキが対戦した。田中とハーフナーはともに先発出場を果たしている。
12日のリーグ開幕を控え行われたリーグ・カップ決勝。接戦の末FCイルヴェスを下して決勝に駒を進めたロヴァニエメン・パロセウラ。一方、HJKヘルシンキは、同じヘルシンキを本拠地とするHIFKヘルシンキを2-0で下してファイナル進出を果たした。
ピッチ脇に雪が残る中で迎えたこの試合、最初にチャンスを迎えたのはHJKヘルシンキだった。7分、左サイドでFKを獲得すると、素早いリスタートから田中がダイレクトシュート。しかし、ボールは惜しくもゴール左上に外れた。
続く10分、中央でボールを受けたロビン・ロドが左足で強烈なミドルシュート。これがGKの左に抜け、HJKヘルシンキが先制に成功する。
その後も攻めこむHJKヘルシンキは、26分にカウンターから田中がチャンスを演出するも、追加点を奪えない。このまま1-0でHJKヘルシンキがリードして前半を折り返す。
後半立ち上がりの56分、HJKヘルシンキは右サイドから攻撃を仕掛ける。エルファン・ゼネリがクロスボールを上げ、ペナルティエリア手前で混戦になる。ギー・ムシが相手DFからボールを奪いラストパスを送ると、ゴール前に抜けだしたハーフナーが落ち着いて流し込み追加点。
その後もHJKヘルシンキが押しこむ展開が続くが、追加点は生まれず。2-0でHJKヘルシンキがロヴァニエメン・パロセウラを下し、5度目のフィンランド・リーグ・カップ制覇を成し遂げた。なお、田中はフル出場、ハーフナーは84分までプレーしている。
12日のヴェイッカウスリーガ開幕戦、HJKヘルシンキは敵地で再びロヴァニエメン・パロセウラと対戦する。
【スコア】
ロヴァニエメン・パロセウラ 0-2 HJKヘルシンキ
【得点者】
0-1 10分 ロビン・ロド(HJKヘルシンキ)
0-2 56分 ハーフナー・マイク(HJKヘルシンキ)