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主将の座奪われたT・シウヴァがネイマールに不満「話しに来なかった」

2014.11.17

ブラジルW杯に出場したネイマール(左)とT・シウヴァ(右)[写真]=Getty Images

 パリSGに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァが、ドゥンガ監督やバルセロナ所属の同代表FWネイマールに対して不満を漏らしていると、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 2011年から代表チームのキャプテンを務めるT・シウヴァは、今夏のブラジル・ワールドカップでもチームをけん引。しかし、ルイス・フェリペ・スコラーリ前監督に「キャプテンの資格はない」と発言されたり、大会中は同選手の振る舞いに批判が集まった。

 T・シウヴァが負傷離脱していた新生セレソン発足時、ドゥンガ監督はキャプテンにネイマールを指名。T・シウヴァが代表戦に復帰した今でもキャプテンは変更されず、12日に行われたトルコ代表との国際親善試合では出場機会すらなかった。

 T・シウヴァは、「自分のものだと思っていたものを失うことは痛みを伴う。つらいけれど、冷静を保つようにしている」と、キャプテンの座を失ったことに落胆の色を見せた。キャプテンマークを引き継いだネイマールについては、「誰ともこの件に関して話していないし、僕から切り出す話題ではないと思っている。でも、ネイマールは僕のところに話しにこなかった。それが僕を少し苛立たせたんだ」と明かした。

 さらに、自身がキャプテンを引き受けた当時のことを振り返り、「僕はキャプテンマークを失って悲しい」とコメント。「誰も僕に説明しようとしなかったし、話そうと気にもかけなかった。それが残念だよ」と語っている。

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