同点ゴールを決め、喜ぶネイマール(中央) [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が12日に行われ、グループAではブラジル代表とクロアチア代表が対戦した。
第20回目のワールドカップとなる節目の大会。通算6度目の優勝を狙う開催国ブラジルは、エースのネイマールやフッキらがスタメン。得点源のマリオ・マンジュキッチを出場停止で欠くクロアチアは、ルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチらが先発に名を連ねた。
日本人初となるワールドカップ開幕戦キックオフの笛を西村雄一主審が吹き、試合はスタート。今大会のファーストシュートは開始1分、マテオ・コヴァチッチのミドルシュートとなったが、枠の左に外れた。ブラジルの最初のシュートは6分に左サイドのFKからファーサイドのチアゴ・シウヴァが頭で折り返し、ダヴィド・ルイスがヘディングシュートを放ったが、力なくGKスティペ・プレティコサの手に収まった。直後にはクロアチアが右サイドのイヴァン・ペリシッチのクロスから、イビツァ・オリッチが頭で合わせたが、ゴール左にわずかに外れた。
序盤からゴール前での展開が多くなる中、迎えた11分、オリッチが左サイドを持ち上がると、グラウンダーのクロスにニキツァ・イェラヴィッチが合わせる。シュートはボールにミートしなかったが、流れたボールがマルセロの足に当たって、ゴールに入り、オウンゴールでクロアチアが先制する。
先制点を奪われたブラジルは21分、ペナルティエリア内右でパウリーニョがシュートを放ったが、GKプレティコサの正面。直後にもネイマールがエリア内右の深い位置までえぐるとマイナスのクロス。これには誰も合わせられず、クリアボールをオスカルがミドルシュートで狙ったが、GKプレティコサが弾いた。
ホームの大歓声に後押しを受けるブラジルは29分、オスカルが中盤でボールを奪うと、ネイマールがドリブルで持ち上がり、そのまま左足のミドルシュート。ゴール正面から放たれたグラウンダーのシュートがゴール右へ吸い込まれ、同点に追いつく。その後、序盤の気負いも薄くなり、ブラジルが攻勢をかけるが前半は1-1で終えた。
【スコア】
ブラジル 1-1 クロアチア
【得点者】
0-1 11分 マルセロ(オウンゴール、ブラジル)
1-1 29分 ネイマール(ブラジル)