フランクフルトのEL敗退が決定 [写真]=Bongarts/Getty Images
ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが27日に行われ、日本代表MF乾貴士所属のフランクフルトとポルトが対戦した。乾はベンチスタートだった。
敵地でのファーストレグを2-2の引き分けで終え、ホームでの一戦に臨んだフランクフルトは、37分に先制する。右サイドをオーバーラップしたセバスティアン・ユングのクロスボールを、ファーサイドのアレクサンデル・マイアーが頭で折り返し、最後はシュテファン・アイグナーが押し込んだ。前半は1-0で終了した。
後半立ち上がり、フランクフルトは追加点を奪う。52分、セットプレーのセカンドボールを拾うと、自陣から前線へフィードが送られる。相手最終ラインの背後をトランクイロ・バルネッタが取ると、トラップから中央へ折り返し。フリーのマイアーが難なく押し込み、リードを2点に広げた。
2点リードとなったフランクフルトだが、58分に1点を返される。ポルトのリカルド・クアレスマが右サイドから左足でクロスを上げると、エリアカン・マンガラがヘディングシュートを決めた。さらに74分にも、右サイドからのクロスをマンガラが頭で合わせてゴール。ポルトが2-2の同点に追いつき、2試合合計スコアは4-4となった。
追いつかれたフランクフルトは、76分に勝ち越しに成功する。左サイド、バスティアン・オチプカのクロスから、最後はマイアーが自身2点目を決めた。
3-2と勝ち越したフランクフルトは、守り切れば1回戦突破が決まる状況となった。しかし、86分、シュートのこぼれ球をポルトのナビル・ギラスに押し込まれ、再び同点に追いつかれた。
試合は3-3で終了。2戦とも引き分けに終わり、2試合合計スコアは5-5となったが、アウェーゴール数で上回ったポルトが、1回戦突破を決めた。ホームで3失点を喫したフランクフルトは、敗退が決まった。なお、乾に出場機会はなかった。