オリンピアコス戦で後半途中からピッチに立った香川 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが25日に行われ、オリンピアコスと日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uが対戦。1月22日のリーグ杯サンダーランド戦以降、公式戦5試合出場機会のない香川はベンチスタートとなった。
ホームのオリンピアコスはサポーターの大声援を受け、序盤勢いづく。マンチェスター・Uもサイド攻撃などを見せ、チャンスをうかがうが、両チームとも決定機は作れず時間が経過する。迎えた38分、オリンピアコスはヨアンニス・マニアティスがゴール正面でミドルシュートを放つと、アレハンドロ・ドミンゲスが触ってコースを変える。これがGKダビド・デ・ヘアの動きの逆を突き、ボールはゴールに吸い込まれ、先制に成功する。
前半リードして試合を折り返したオリンピアコスは55分、ジョエル・キャンベルがゴール正面ペナルティエリア外から左足でカーブをかけたミドルシュートをゴール左隅へ決め、追加点を獲得。
単調な攻撃の続くマンチェスター・Uは60分、アントニオ・バレンシアとトム・クレヴァリーを下げて、香川とダニー・ウェルベックを投入。ウェイン・ルーニーをボランチに下げる攻撃的な布陣に。82分、香川のスルーパスに右サイドを抜けたクリス・スモーリングのクロスから、中央で受けたロビン・ファン・ペルシーにチャンスが訪れるが、右足のシュートは枠を越えていった。マンチェスター・Uは1点も挙げられず、そのまま試合は終了。2-0で勝利したオリンピアコスが対マンチェスター・U初白星を挙げた。
セカンドレグはマンチェスター・Uのホームで3月19日に行われる。