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W杯の高額なチケット価格に苦情…FIFA「公平に楽しめるよう尽力している」

2026.03.25
W杯

[写真]=Getty Images

 欧州フットボールサポーター(FSE)は今夏のFIFAワールドカップ2026における高額なチケット価格を巡り、FIFA(国際サッカー連盟)に対して正式な苦情申し立てを行ったようだ。24日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催で行われる今夏のW杯だが、チケットの販売価格が発表されて以降、サポーターを中心に大きな物議を醸しており、3つのカテゴリーに分類した対戦カードによって決まる変動価格が採用されることになっているなか、決勝戦の最安値チケットは4185ドル(約66万円)にも上り、前回大会の約7倍の価格となっていた。

 これに苦情が殺到したことを受け、FIFAは昨年12月に本大会の全104試合を対象とする手頃なチケットの導入を発表したが、手頃な価格となる60ドル(約9500円)ほどのチケットは約400枚しかないことも問題となっていた。

 なお、『BBC』によると、今夏のW杯で各ラウンド1試合ずつ、計8試合を観戦する場合、最も安いチケットでも約5225ポンド(約113万円)かかり、中級席は8580ポンド(約182万円)、最上級席は1万2350ポンド(約263万円)になるという。前回大会では7試合ながら、それぞれ1466ポンド(約31万円)、2645ポンド(約56万円)、3914ポンド(約83万円)だったことから、3倍以上の値段となっていることが伝えられている。

 このような状況から、FIFAが有意義な協議を行わなかったとしてFSEは欧州消費者団体とともに、欧州委員会に訴状を提出。FIFAがEU消費者法で違法とされる「おとり広告」を行ったと指摘していることほか、FIFAは「その立場を利用して、欧州のファンに対し、過剰なチケット価格、不透明かつ不公平な購入条件と手続きを押し付けている」ことなど、6つの具体的な濫用があったことを主張しているという。

 これに対し、FIFAの広報担当者は「FIFAは正式な苦情申し立てを受けていないものの、申し立てと思われる内容については認識している。そのため、現時点ではこれ以上のコメントは差し控えさせていただきます」としながら、次のように声明を発表している。

「FIFAは、既存のファンと将来のファンが公平にサッカーを楽しめるよう尽力している。非営利団体であるFIFAはワールドカップから得た収益を、世界中の211の加盟協会における男子、女子、ユースを問わずに、サッカーの発展を促進するために再投資している」

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