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問題行動続発のアルゼンチン守護神に非難殺到「愚か」…母国メディアも「誰もがディブに反対」

2022.12.26

表彰式で問題行動を起こした、アルゼンチン代表のE・マルティネス [写真]=Getty Images

 FIFAワールドカップカタール2022の決勝後、複数の問題行動を起こしたアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ)に対する批判の声は増すばかりのようだ。26日、アルゼンチンメディア『OLE』が伝えている。

 現在30歳のE・マルティネスは、今回のW杯でアルゼンチン代表の正守護神として活躍。大会をとおして数多くのビッグセーブを見せると、決勝のフランス代表戦でもPK戦でFWキングスレイ・コマンのキックを止め、36年ぶり3度目となるW杯制覇を達成したチームに大きく貢献した。

 しかし、大会最優秀GKに選ばれたE・マルティネスは、決勝後の表彰式で同賞のトロフィーを受け取ると、自身の股間に当てるパフォーマンスを披露。フランス代表選手たちから野次を受けたことに対する反応だったと後に本人が語ったものの、感情を制御できなかったE・マルティネスには各方面から非難の声が挙がった。

 さらに、E・マルティネスの“奇行”は母国に帰還してからも続いた。優勝セレモニーの際、同選手はフランス代表FWキリアン・エムバペの写真を貼った赤子の人形を持ち歩き、この行動も多くの反感を買っている。E・マルティネスは、優勝直後のロッカールームでもエムバペに対して“疑似黙祷”を捧げるなどの不適切行為があったとされている。

『OLE』は「誰もがディブ(E・マルティネスの愛称)に反対」と題し、同選手に対する批判的なコメントを紹介。現在、クリスタル・パレスの監督を務めている元フランス代表MFパトリック・ヴィエラ氏は「アルゼンチンがW杯で成し遂げたことを否定するような行為。たしかに、時に人は感情をコントロールするのが難しいこともあるが、彼の判断は明らかに愚かだ」と、今後プレミアリーグで戦う機会があるE・マルティネスを断罪した。名将ファビオ・カペッロ氏は、同選手の振る舞いについてシンプルに「愚か」とコメント。また、トロワに所属する元フランス代表DFアディル・ラミはさらに辛辣で、「奴はサッカー界で一番のクソだ」と、強い言葉で非難している。

 E・マルティネスが所属するアストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督は「W杯を勝ち取ったのだから、我々は彼を誇りに思っている」とした一方で、「彼がイングランドに戻ったら、物議を醸した行動について話し合いたい」と、問題行動を放置しない姿勢も見せている。

By サッカーキング編集部

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