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GS・3戦連発で母国のレジェンドに肩を並べる! FWガクポの“覚醒前夜”「当時僕は19歳で…」

2022.11.30

ついにブレイクを果たしたFWガクポ [写真]=Getty Images

 オランダ代表のFWコーディ・ガクポPSV)が、29日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループA最終節カタール代表戦を振り返った。同日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 2大会ぶりのW杯出場となるオランダ代表はグループA首位で、最終節カタール戦を迎えた。勝利すれば決勝トーナメント進出が確定する同国代表は26分、FWコーディ・ガクポの3試合連続ゴールで先制に成功すると、49分にMFフレンキー・デ・ヨングが追加点。終始ゲームを支配し、貫禄を見せつけた“オレンジ軍団”は2-0でカタールを下し、グループステージを首位で通過した。

 まず、ガクポは「前回大会は(オランダが)出場できなかったから、この場所に辿り着けたことは特別なんだ。僕たちはグループのトップ。本当によく努力をしてきた。素晴らしいね」と喜びに浸りつつ、「今、僕たちはここにいて、チームとして上手くいっていることをとても嬉しく思う。このまま試合に勝ち続けたい」とこの先の戦いに向けて胸中を明かした。

 2010年の南アフリカ大会で準優勝、2014年のブラジル大会では3位に輝いたオランダ。しかし、2018年のロシア大会は欧州予選で敗退する憂き目に遭う。それでもオランダは、DFフィルジル・ファン・ダイクらベテラン勢と、2018年以降に代表デビューを飾ったMFフレンキー・デ・ヨングらが融合し、再びW杯の舞台に帰ってきた。凋落の一途を辿る時代を外から見てきたガクポは「2018年は試合を見ていても、オランダがいなかったから、楽しさが半減していた。当時僕は19歳で、目標はワールドカップに出場することではなく、PSVのトップチームに昇格すること。そして、オランダ代表に入るという夢を叶えるために、努力した」と思いを巡らせた。

 それから4年が経ち、ガクポは“母国”のレジェンドに肩を並べた。『BBC』によると、W杯でオランダの選手が3試合連続ゴールを挙げたのは、ヨハン・ニースケンス(1974年)、デニス・ベルカンプ(1998年)、ヴェスレイ・スナイデル(2010年)に続き、4人目だという。また、同国代表史上初のグループステージ全3試合で得点を記録した選手にもなったようだ。そんな偉大な記録を打ち立てたガクポは「僕たちにとって最も重要なことは、試合に勝つことだよ。ゴールで貢献できれば、それは自分にとってもチームにとっても本当に素晴らしい。もし僕がゴールを決められなくても、チームが勝てば、それもいいことなんだ」とチームプレーを尊重している。

 今季の所属クラブで公式戦12ゴール14アシストを記録し、W杯でもその才能を遺憾なく発揮するガクポ。ついに覚醒した同選手を擁するオランダ代表はベスト16で、グループBをイングランド代表に次ぐ2位で突破したアメリカ代表と対戦する。

By サッカーキング編集部

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