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オーストラリア代表、ワールドカップ開幕直前にアクシデント…ボイルが負傷、ティリオを追加招集

2022.11.20

WGとしてチームを支えたボイル(左)に代わってティリオを招集 [写真]=Getty Images

 オーストラリアサッカー連盟(FFA)は20日、FIFAワールドカップカタール2022に臨む同国代表のメンバー変更を発表した。FWマーティン・ボイル(ハイバーニアン/スコットランド)が負傷のためチームを離れ、代わりにFWマルコ・ティリオ(メルボルン・シティ)が招集されている。

 FFAの発表によると、ボイルはヒザの負傷により離脱を余儀なくされたという。同選手は所属クラブのハイバーニアンでプレーしていた時に負傷しており、ワールドカップによる中断期間前のスコティッシュ・プレミアシップ3試合を欠場していた。回復を見込まれてオーストラリア代表に合流していたものの、自身初めての“夢舞台”出場は叶わなかった。

 オーストラリア代表を率いるグラハム・アーノルド監督は「皆がマーティンの一刻も早い回復を願っている。ワールドカップ開幕が目前に迫る中、マーティンが離脱を余儀なくされたことは非常につらい。我々のカタールへの道のりにおいて彼は必要不可欠な存在であり、ここまでのサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)への献身に感謝している。また、彼の所属クラブも可能な限りの協力をしてくれた。感謝を伝えたい。彼は必ず戻ってくる。来年、再びオーストラリア代表のユニフォームに身を包んだ彼の姿を見られるのが楽しみだ」とコメントを残した。

 同時に、FFAはティリオが本大会の出場メンバーとして登録されることを伝えた。ティリオは15日付けでオーストラリア代表に合流済みで、既に他の選手たちとトレーニングに励んでいる。現在21歳のティリオはこれまでオーストラリア代表として5試合に出場。アジア最終予選では3試合のピッチに立っていた。

 アーノルド監督はティリオについて「マルコはこの大会のために要求されたことをすべての準備をこなしてきた。昨年は東京オリンピックにも出場したし、国内リーグでも良いスタートを切った。このチームにも慣れている。彼がこのチームにもたらしてくれるものを楽しみしている」と話した。

 5大会連続6度目のW杯出場となるオーストラリア代表は、本大会でグループDに入った。22日にフランス代表と、26日にチュニジア代表と、12月1日にデンマーク代表と対戦する。

 変更後のメンバー26名は下記の通り。

▼GK
アンドリュー・レッドメイン(シドニーFC)
マシュー・ライアン(コペンハーゲン/デンマーク)
ダニー・ヴコヴィッチ(セントラルコースト・マリナーズ)

▼DF
ナサニエル・アトキンソン(ハーツ/スコットランド)
アジズ・べヒッチ(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)
ミロシュ・デゲネク(コロンバス・クルー/アメリカ)
トーマス・デン(アルビレックス新潟/日本)
フラン・カラチッチ(ブレシア/イタリア)
ジョエル・キング(オーデンセ/デンマーク)
キー・ロールズ(ハーツ/スコットランド)
ベイリー・ライト(サンダーランド/イングランド)
ハリー・サウター(ストーク/イングランド)

▼MF
キアヌ・バッカス(セント・ミレン/スコットランド)
キャメロン・デブリン(ハーツ/スコットランド)
アルディン・フルスティッチ(ヴェローナ/イタリア)
ジャクソン・アーヴァイン(ザンクト・パウリ/ドイツ)
ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド)
アーロン・ムーイ(セルティック/スコットランド)

▼FW
ジェイソン・カミングス(セントラルコースト・マリナーズ)
ミッチェル・デューク(ファジアーノ岡山/日本)
クレイグ・グッドウィン(アデレード・ユナイテッド)
ガラン・クオル(セントラルコースト・マリナーズ)
マシュー・レッキー(メルボルン・シティ)
アワー・メイビル(カディス/スペイン)
ジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)
マルコ・ティリオ(メルボルン・シティ)※追加招集

By サッカーキング編集部

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