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コソボ代表、スペイン代表とのW杯予選は予定通り開催…国家の名称めぐり緊張高まるも和解

スペイン代表(左)とコソボ代表(右)は3月末に対戦へ [写真]=Getty Images

 コソボサッカー連盟(FFK)は10日、2022 FIFAワールドカップ カタール予選のスペイン代表戦が予定通り開催されるとの公式声明を発表した。

 事の発端は、スペインサッカー連盟(RFEF)が9日に公式サイト上で掲載した文章にある。「ルイス・エンリケ監督は、3月15日に次回の代表戦を戦う招集メンバーを発表する」というタイトルのプレスリリース内で、RFEFはコソボを「コソボ地域」と記述。コソボは2008年にセルビアからの独立を宣言し、2020年9月時点で日本を含む約100カ国が同国を承認しているものの、スペインはいまだに同国を独立国家として認めていない。

 すると、「コソボ地域」との表現に不満を抱いたFFKはRFEFに対して、3月31日に行われるW杯予選のスペイン代表vsコソボ代表のプレー拒否も辞さない構えを示す。FFKは9日のプレスリリース内でRFEFの記述を「挑発行為」と称し、次のように主張した。

「2008年2月17日の独立宣言以来、スペイン国家のコソボ国家に対するアプローチは残念ながら非建設的なものでしたが、このアプローチが歴史と現実を変えることはできません。コソボは独立国家であり、世界の最も先進的で民主的な国のほとんどが承認しており、2016年5月からは他のすべての国と対等な関係で欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)に加盟しています」

「3月31日のカタールW杯予選の試合でコソボを『地域』と称し、コソボの国家性を最小化しようとするスペイン人の試みは無駄であり、不公平である。コソボはいかなる譲歩もしません。私たちは、UEFAの厳格な基準と規則に従って国歌と国旗を掲げてプレーするだけであり、そうでなければ試合は行われません」

「スペイン人のこのようなやり方は私たちには受け入れられないものですが、すぐにRFEFと連絡を取り、現在は彼らの迅速な反応を待っているところです。もし彼らがこの方向で反応しないのであれば、我々はUEFAに権利を求めざるを得ず、この機関からの保護を求めることになるでしょう。FFKは、スペイン連盟がUEFAとFIFAの規則に従って行動し、連盟と両国の関係を損なうような行動を取らないことを期待しています」

 その後、FFKとRFEFは無事に和解したようだ。FFKは10日、アギム・アデミ連盟会長がRFEFから電話の連絡を受けたことを認め、「試合はFIFAおよびUEFAの公式試合に関する規定および手順に従って行われることを確認した」と発表。また、次のように状況を説明している。

「RFEFはコソボ代表チームへのもてなしの心を表明し、FFKが必要とするあらゆるニーズに対して協力を惜しみませんでした。一方、アデミ会長は、RFEFへの敬意と信頼を表明し、セビージャとコソボの両方で非常に良い試合が行われることを確信していると述べました。また、アデミ会長は、UEFA関係者と電話会談を行いました。UEFA側は最近発生した状況を明らかにするためにアデミ会長に連絡し、すべてが順調に進んでおり、試合は予定通り開催されることを確認しました」

 カタールW杯予選のスペイン代表vsコソボ代表は、スペインホームの初戦が3月31日にセビージャの『エスタディオ・オリンピコ・デ・ラ・カルトゥーハ』で行われる。コソボホームの第2戦は2021年9月8日に予定されている。

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