オーストラリアを率いるスタイチッチ監督 [写真]=Getty Images
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015の準々決勝が27日に行われ、なでしこジャパンはオーストラリア女子代表と対戦し、1-0で勝利。ベスト4進出を決めた。
試合後、オーストラリア代表のアレン・スタイチッチ監督は「良いチームの方が勝つのは明らかだった。前半20分までは互角の展開だったが、90分間を通して日本の方がはるかに落ち着いて試合をコントロールしていた」と試合を振り返った。
試合前の会見で「我々はオランダではない」と自信を示していたスタイチッチ監督だが、「我々は今までと違うプレーをしようとしたわけではないが、最初の20分に攻撃的な布陣を敷いてエネルギーを費やしてしまった」とコメント。なでしこジャパンのパスサッカーに消耗を強いられたことが敗因となったことを明かした。
一方で同監督は「我々のチームの選手のほとんどが若い選手だ。彼女たちにとっては心が痛む敗戦になった。しかし、こういった経験から学ばなければならない時もある。最高のチームと互角に戦いたいと思っているわけではない。最高のチームを破りたいと思っている。したがって、今は次のステップに進む時だろう。まだ成長する余地が大いに残されている」とチームの今後の成長への期待を語った。