正式に続投が発表された韓国代表ホン・ミョンボ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
大韓サッカー協会は3日、ブラジル・ワールドカップで韓国代表を率いたホン・ミョンボ監督の続投を発表した。同日、大韓サッカー協会副会長のホ・ジョンム氏がソウル市内のサッカー会館にて会見を開いた。
ホ・ジョンム副会長は、ワールドカップでの成績に関し、「監督も協会も、ワールドカップへの準備期間が短く、すべての面で不十分であったことを反省しています。また、国民の皆さんを失望させてしまったことを、深く謝罪します。我々は、皆さんからの非難や叱責を心に刻み、韓国サッカーが進歩するように努力していきたい」と頭を下げた。
ホン・ミョンボ監督は、ワールドカップのグループリーグ第3戦、ベルギー戦直後から辞意を表明していたが、「協会は、ホン・ミョンボ監督の辞退で締めくくることは、最善策ではないと考えている」と説明。契約期間は2015年6月まで残っており、「来年初めに開かれるアジアカップまでは指揮を執ってもらいたいと説得した」と、同監督を引き続き支持していく立場を明らかにした。
また、プロチームでの監督経験がない同監督をワールドカップで起用したことについて、協会の責任を問われると、「ホン・ミョンボ監督はユース大会とオリンピックでいい成績を残している。このような監督が韓国サッカーの未来をリードしていかなければならない」と釈明した。続けて「国民の皆さんは、ホン・ミョンボ氏が選手、監督として韓国サッカーに残した喜びと希望をよく知っている。今回は目標とした成績を収めることができなかったが、失敗を教訓にしてくれると期待してほしい」とも述べている。
ホン・ミョンボ監督は続投決定について、「今後も、韓国サッカーのために責任を持って献身したい」という意向を示しているという。