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ドイツ代表守護神は順調に回復…GKコーチは控えにも絶大な信頼

2014.06.12

GK練習をするヴァイデンフェラー、ノイアー、ツィーラー(左から) [写真]=Getty Images

 ドイツ代表がブラジル入りしてから4日が経過した。これまで23人のメンバーは特に問題もなく、順調にトレーニングを積んでいる。負傷の回復具合が心配されていた守護神マヌエル・ノイアーも初日からキーパー練習を再開。ヨアヒム・レーヴ監督も胸を撫で下ろしていることだろう。

 11日、90年代にドイツ代表として3度のワールドカップに出場し、現在は同代表のGKコーチを務めるアンドレアス・ケプケ氏が現在の状況を語った。ドイツサッカー連盟公式ホームページが伝えている。

「マヌエルは順調だよ。我々は意図的にリスクを避けるようにしていた。例えば先月末の合宿を休ませたり、6日のアルメニア戦に出場させなかったりね。マヌエルの状態をいつも必ず(医療スタッフ長の)ハンス・ヴィルヘルム・ミュラー・ヴォールファールト医師から受けていた。彼は今や完全に負荷をかけられる状態だ」

 また同GKコーチは、第2GKと目されているロマン・ヴァイデンフェラーにも絶大な信頼を寄せており、ロン・ロベルト・ツィーラーを含むGK陣の雰囲気についても言及した。

「我々はリスクを取らない。もしマヌエルが100%の状態でなければ、彼がプレーすることはない。もちろんロマンの出場に何のためらいもないよ。彼はトップレベルの選手で、いつもトレーニングで素晴らしい動きを見せている。ロマンはチーム状況を分かっているしね。(ツィーラーも含めた)3人の雰囲気は素晴らしいよ。ロマンは自らこう言ってきたんだ。『GK同士で争うことになんの意味もない』ってね。彼らは毎日お互いのことを尊重しながら、最大限の力を出すことだけに集中している」

 最後にケプケは、自身も選手として出場し、優勝を勝ち取った1990年イタリア・ワールドカップついて語った。

「このような大会では、チームスピリットを持った者達だけがうまくいくんだ。ピッチに立てるのは11人だけ。スーパースターでもエゴを消さなければならない。90年当時のドイツ代表(当時は西ドイツ代表)には、それこそ世界トップクラスの選手達が名を連ねていた。もし彼らがエゴイストのままだったら、我々は決してタイトルに恵まれなかったはずだ」

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