2014.02.04

バルセロナのシャビ、恩師アラゴネス氏に感謝「僕を救ってくれた」

シャビ
恩師アラゴネス氏に対し、心からの感謝を示したシャビ [写真]=Getty Images

 1日、前スペイン代表監督のルイス・アラゴネス氏が75歳で逝去したことを受け、数多くの選手や指導者が哀悼の意を表す中、バルセロナのMFシャビ・エルナンデスが、ひときわ気持ちのこもったメッセージを送った。

 同日行われたバレンシア戦のキックオフ前の黙祷でも、感極まって目を充血させていたシャビ。2008年のユーロ(欧州選手権)でスペイン代表を44年振りのヨーロッパ王者に導き、その後バトンを渡したビセンテ・デル・ボスケ監督による2010年のワールドカップ制覇および2012年のユーロ連覇という黄金時代の礎を築いたアラゴネス氏に向けて、母国紙『El Pais』を通じて長い手紙を残した。

 まず、「貴方は僕の言葉を全て理解してくれた。これからは本当に寂しくなる」と綴り始めたシャビは、アラゴネス氏のスペイン代表への多大な貢献を改めて強調した。

「ルイスは僕のキャリアだけでなくスペイン代表の歴史においても根幹を成す人物だ。彼がいなければ、物事はこれまでのようには全く進んでこなかった。なぜなら彼は、イニエスタ、カソルラ、セスク、シルバ、ビジャといった、僕らのような小柄な選手を同時に起用してくれたからだ。彼の指導の下、僕たちはボールで革命を起こし、フットボール界の流行を変えた。美しいプレーと勝利は両立するということを、世界に向けて証明することができた。あのユーロ制覇がなければ、その後のワールドカップ優勝もなかった」

 自身に最も大きな影響を与えた指揮官の1人として、以前からジョゼップ・グアルディオラ監督と共にアラゴネス氏の名を挙げてきたシャビは、恩師への心からの感謝を示した。

「僕の自尊心がズタズタになっていた時に、自分が重要だと感じさせてくれたのがルイスだった。彼は、バルセロナですらチームの舵取りを担っていなかった僕に、『ここでは君が指示を出すんだ。批判があっても全て私が受けるので、君は思い切ってプレーしてくれればいい』と、代表の司令塔という大任を授けてくれた。僕はそんな言葉に救われ、彼の信頼にピッチで応えようと決意したものだった。ルイスは事ある毎に否定してきたが、僕がユーロで大会最優秀選手に選ばれたのも彼のお陰だ」

 シャビはまた、アラゴネス氏との特別な絆を2人の間のエピソードを通じて説明した。

「ルイスとは幾度となくフットボールについて語り合った。僕がこれまで最も長い時間に渡り話をした指揮官だと思う。合宿中には彼の部屋を訪ね、何時間も意見を交換したものだった。廊下や食堂での会話だって良く覚えている。どれも忘れられない思い出ばかりだ。彼は常に僕の中に何かを残してくれたからね。また、前回のワールドカップの直前には、ひざの状態が良くなかった僕のことを心配してわざわざバルセロナまで来てくれた。そして、リハビリの最中も『シャビ、急ぐんだ。ぐずぐずしている場合じゃないぞ。私は君がピッチに立つ姿を待ち望んでいるんだ』と、激励の電話を何度も掛けてきてくれた」

 最後にフットボールに情熱を注ぎ続けたアラゴネス氏を偲んだシャビは、別れの言葉をもって手紙を締めくくった。

「辞書のフットボールという言葉の横には、ルイスの写真が添えられるべきだろう。彼こそがフットボールそのものだからだ。ミスター、永遠に。貴方が残してくれた全てに感謝しています」

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