[写真]=Getty Images
ブラジルサッカー連盟(CBF)は29日、11月のシンガポール遠征に臨むブラジル代表メンバー26名を発表した。
年内最後の代表活動となる11月は、シンガポール国立競技場で日本代表とシンガポール代表の2試合を戦う。日本戦は11月14日(土)日本時間19時15分キックオフ、シンガポール戦は11月17日(火)日本時間19時キックオフ。日本戦はテレビ朝日系列とU-NEXT(無料ライブ配信)、シンガポール戦はU-NEXT(有料ライブ配信)で放送・配信される。
招集メンバー26名のうち、23歳未満の選手は15名とフレッシュな顔ぶれとなった。カルロ・アンチェロッティ監督は会見で「バランスが取れていて、非常に若いチームです。オリンピック世代の選手が9人、23歳未満の選手が15人います。将来を強く見据えたチームです」と説明。世代交代を図り、4年後の2030年大会での躍進を目指す。シンガポール遠征に臨むブラジル代表26名を紹介する。
文=三島大輔(サッカーキング編集部)
GK
生年月日:1999年6月10日(27歳)
所属クラブ:アル・ナスル
ブラジル代表通算:7試合
アトレチコ・パラナエンセでの活躍を経て、欧州強豪との争奪戦の末にアル・ナスルへ加入。FIFAワールドカップのメンバー発表前最後の試合でピッチに立ったものの、無念の落選を味わった。ハイレベルなセービングと正確無比な配球力を武器に、定着と復権を期す。
生年月日:1997年12月10日(28歳)
所属クラブ:トリノ
ブラジル代表通算:0試合
198cm・98kgの巨躯を誇る大型GK。2023年に初招集されるも、ここまでのキャップ数は「0」。約1年半ぶりとなる代表復帰を果たし、念願のデビューへ意気込む。昨シーズンまでリーズに所属し、田中碧とは公式戦18試合でピッチを共にした間柄である。
生年月日:2004年1月10日(22歳)
所属クラブ:コリチーバ
ブラジル代表通算:1試合
コリチーバの育成組織出身でトップチーム昇格後、すぐに守護神として定着。すでに公式戦100試合以上に出場している。今年ブラジル代表に初招集され、10月のインド戦でデビューを飾った。ユヴェントスなど欧州ビッグクラブも熱視線を送る22歳の大器だ。
DF
生年月日:2007年4月10日(19歳)
所属クラブ:アトレチコ・パラナエンセ
ブラジル代表通算:2試合
19歳の左利きセンターバック。身長188cmの恵まれたフィジカルに加え、左足の巧みなパスで攻撃の起点にもなるプレーが特徴だ。バルセロナを筆頭にプレミアリーグの複数クラブが獲得を狙う有望株で、早ければ今冬にも欧州挑戦に踏み出す可能性がある。
生年月日:1999年1月7日(27歳)
所属クラブ:インテル
ブラジル代表通算:4試合
左サイドを主戦場に据えつつ、センターバックも高い水準でこなす万能型DF。今季のセリエAでは、7試合で2得点3アシストと攻撃面でも存在感を示す。ブラジル代表として最後にプレーしたのは、逆転負けを喫した2025年10月の日本戦。リベンジに燃える一人だ。
生年月日:1994年3月22日(32歳)
所属クラブ:ゼニト
ブラジル代表通算:14試合1アシスト
FIFAワールドカップ2026では左サイドバックのレギュラーとして全試合にスタメン出場。2016年のブラジル代表デビュー以降、長らく遠ざかり“空白の9年間”を経て、アンチェロッティ体制で見事なカムバックを果たした。圧倒的な経験と戦術眼は今なお欠かせない。
生年月日:1997年12月19日(28歳)
所属クラブ:アーセナル
ブラジル代表通算:24試合1得点1アシスト
プレミアリーグ王者・アーセナルで活躍する守備の要。屈強なフィジカルを生かしたハードな対応と左足のビルドアップ、セットプレーでの得点力も兼ね備える。FIFAワールドカップ2026の日本戦では、カゼミーロの同点ゴールをお膳立てした。
生年月日:2005年3月7日(21歳)
所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト
ブラジル代表通算:3試合
身長198cm、両利きというロマンが詰まった次世代センターバック。9月のオーストラリア戦でブラジル代表デビューを飾り、2030年に向けた主軸の一人として期待も大きい。今シーズンはノッティンガム・フォレストでもコンスタントに出場を続けている。
生年月日:2004年5月27日(22歳)
所属クラブ:クルゼイロ
ブラジル代表通算:0試合
2023年にセリエBのセアラでプロデビューを飾り、その後クルゼイロへ個人昇格。空中戦の強さと果敢なインターセプトで最終ラインに立ちはだかる。ゼニトやレアル・ソシエダも関心を寄せる次世代センターバックであり、今回待望のブラジル代表初招集となった。
生年月日:2001年6月21日(25歳)
所属クラブ:モナコ
ブラジル代表通算:9試合1得点
アンチェロッティ監督初陣で先発フル出場。右サイドバックとして定着するかと思われたが、二度のハムストリング負傷が影響し、FIFAワールドカップ2026のメンバー入りとはならなかった。攻守にダイナミックなプレーを取り戻し、ブラジル代表再定着を目指す。
生年月日:2006年1月12日(20歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ
ブラジル代表通算:2試合
パルメイラス出身のセンターバックで、同期のエンドリッキとは“攻守の二枚看板”として脚光を浴びた。2024年のトップチームでプロデビューもつかの間、2025年1月にマンチェスター・シティへ移籍。堅実な守備と高精度のビルドアップを武器に定着を狙う。
生年月日:2003年9月6日(23歳)
所属クラブ:ローマ
ブラジル代表通算:8試合
爆発的な推進力を武器にチャンスを量産する攻撃的な右サイドバック。FIFAワールドカップの最終メンバーに選出されたが、大会直前に負傷離脱という悔しさを味わった。長らく人材難が続く右サイドバックの課題を解消すべく、定着と完全復活へ挑む。
MF
生年月日:2006年6月20日(20歳)
所属クラブ:コリンチャンス
ブラジル代表通算:0試合
中盤で相手の攻撃の芽を摘み取り、機を見た攻め上がりで厚みをもたらす新星ボランチ。育成組織時代からコリンチャンス一筋で育ち、地元ファンからの期待と信頼も絶大だ。ミランが獲得に迫るなど、欧州ビッグクラブからの評価も高く、今後の動向にも注目が集まる。
生年月日:2004年5月3日(22歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
ブラジル代表通算:8試合
豊富な運動量と鋭いインターセプト、タイミングの良い前線への飛び出しが持ち味。ボランチを主戦場としながら決定力も高く、ストラスブール在籍時にはリーグ戦10得点を記録。2023年のU-20南米選手権では8試合6得点で大会得点王にも輝いている。
生年月日:1997年11月16日(28歳)
所属クラブ:アーセナル
ブラジル代表通算:51試合4得点12アシスト
カタール大会以降は度重なる監督交代で苦難の時が続いたが、中核選手として存在感を示し続けた。FIFAワールドカップ2026では全試合にスタメン出場し、4アシストを記録。今夏はプレミアリーグ王者・アーセナルに完全移籍し、充実の時を迎えている。
生年月日:2001年4月29日(25歳)
所属クラブ:ボタフォゴ
ブラジル代表通算:11試合2得点1アシスト
ドレッドヘアがひときわ目立つボックス・トゥ・ボックスのMF。推進力と左足のテクニックで攻撃にも貢献する。バイーアの育成組織在籍時代は全国的には無名の存在で、15歳の時に無所属になったことも。バイーア州選手権2部からブラジル代表まで上り詰めた。
ポジション:MF
生年月日:2005年1月16日(21歳)
所属クラブ:サントス
ブラジル代表通算:2試合1アシスト
トップ下やインサイドハーフ、2列目右サイドでプレーする攻撃的MF。あらゆる局面に顔を出し、ボールタッチで攻撃のリズムを生み出す。イングランド代表MFジュード・ベリンガムをロールモデルとしており、得点・アシスト両面で結果を残す攻撃の万能型を目指す。
生年月日:2001年2月12日(25歳)
所属クラブ:アストン・ヴィラ
ブラジル代表通算:10試合
中盤のファイターとして頭角を現し、2024年のコパ・アメリカでは全試合に出場。しかしながら、定着とはならず、今回約1年ぶりの代表復帰となった。今夏は2部降格となったウルブズからアストン・ヴィラへ移籍。GK鈴木彩艶との対峙にも注目だ。
生年月日:2003年12月14日(22歳)
所属クラブ:シャフタール・ドネツク
ブラジル代表通算:0試合
U-16から世代別セレソンの主軸を務めてきた実力派が、初のA代表入りを果たした。ヴァスコ・ダ・ガマの育成組織で育ち、トップチームでの躍進を経て、シャフタールへステップアップ。ピッチを縦横無尽に駆け回り、中盤で攻守をリンクさせる役割を担う。
FW
生年月日:2005年9月21日(21歳)
所属クラブ:シャフタール・ドネツク
ブラジル代表通算:0試合
ブラジル人選手の欧州への“登竜門”として名高いシャフタールから、マルロン・ゴメスと揃ってセレソン初招集となった。左利きの右ウインガーで、軽快なステップワークを活かしたドリブルが最大の武器。カットインからのフィニッシュや縦突破で好機を量産する。
生年月日:2004年4月19日(22歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ
ブラジル代表通算:0試合
フットサル出身特有のボールコントロールを誇る左利きのテクニシャン。パルメイラスで活躍し、今年8月末にマンチェスター・シティへと羽ばたいた。高精度の左足を武器に、右サイドのアタッカーやウイングバックとしてプレー。今回初のA代表入りを果たした。
生年月日:2006年7月21日(20歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
ブラジル代表通算:24試合4得点3アシスト
“神童”として注目を浴び続け、16歳2カ月15日の若さでパルメイラスのトップチームデビュー。最年少得点など数々の記録を塗り替えてきた実績を誇る。ヴィニシウスらとともに、セレソンの新時代を切り拓くエース候補として邁進したい。
生年月日:2007年4月24日(19歳)
所属クラブ:チェルシー
ブラジル代表通算:14試合6得点1アシスト
アンチェロッティ体制では2列目右サイドで定着しつつあったが、FIFAワールドカップ2026直前に右ハムストリングスを負傷し、自身初の夢舞台に立つことは叶わなかった。相手守備網を攻略する推進力と左足の決定力を持ち合わせ、10月のインド戦では1得点1アシスト。
生年月日:1996年12月14日(29歳)
所属クラブ:バルセロナ
ブラジル代表通算:43試合12得点9アシスト
FIFAワールドカップ2026はハムストリングの負傷では2試合の出場にとどまり、不完全燃焼に終わった。悔しさを力に変えて挑む今シーズンは、公式戦11試合で15得点3アシストと大爆発中。所属するバルセロナでは最前線で圧倒的な存在感を放っている。
生年月日:2006年8月3日(20歳)
所属クラブ:ボーンマス
ブラジル代表通算:8試合2得点1アシスト
恵まれた体躯とダイナミックな推進力で相手守備陣を脅かし、右サイドからの強烈なカットインでゴールを奪う形が十八番。FIFAワールドカップ2026直前の今年4月にブラジル代表デビューを飾ると、エステヴァン負傷の影響もあり本大会メンバー入りを果たした。
生年月日:2000年7月12日(26歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
ブラジル代表通算:57試合14得点10アシスト
FIFAワールドカップ2026では4得点1アシストをマーク。レアル・マドリード時代に薫陶を受けた恩師アンチェロッティ監督のもとで躍動している。ネイマールが代表引退を表明した今、そのバトンを受け継ぎ、名実ともにセレソンの顔として君臨できるか。
生年月日:1959年6月10日(67歳)
ブラジル代表通算:12勝4分け4敗
数々の欧州ビッグクラブを指揮し、UEFAチャンピオンズリーグを5度も制した世界的名将。就任から約1年で臨んだFIFAワールドカップ2026では、ベスト16という結果に終わった。大幅な世代交代に踏み切り、2030年大会での栄冠に向けて準備を進めている。
By 三島大輔
サッカーキング編集部
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