審判に抗議するネイマール [写真]=Getty Images
サントスに所属するネイマールを巡った交代劇が、物議を醸しているようだ。17日、ブラジルメディア『ge.globo』が報じている。
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第16節が17日に行われ、コリチーバFCと対戦したサントスは0-3で敗北を喫した。そんな試合において、とあるシーンが物議を醸している。事が起こったのは66分、選手交代を行うサントス側と、審判団側で齟齬があり、本来予定していたゴンサロ・エスコバルではなく、ネイマールがピッチを去ることになってしまったのだ。この一件についてサントス側は、公式Xの速報で「第4審判が交代を間違えた。説明のつかないミス」と伝えている。
しかし『ge.globo』によると、当該のシーンについて審判団側は、サントスのコーチングスタッフであるセザール・サンパイオ氏の“口頭伝達”に非がある、と主張しているとのことだ。パウロ・セザール・ザノヴェッリ主審が記入した試合報告書において、ブルーノ・モタ・コレイア第4審判が、サンパイオ氏からネイマールを下げる旨を口頭で伝えられ、両者の間で確認作業までしたと記されているという。また、マッチコミッショナーを務めたギルヘルメ・ザンガリ氏も、そのシーンを目撃していたことを明らかにしている。
そして交代手続きが完了した後、サンパイオ氏がネイマールとは“異なる背番号”が記載された交代用紙を提出するとともに、サントスのコーチ陣が交代選手が間違っている旨を指摘。しかし、すでに交代が成立(交代する側の選手がピッチに入っていた)していたため、当時ピッチ外でふらはぎの治療を受けていたネイマールの血相を変えた抗議も虚しく、プレー復帰は認められなかった。
試合後、当事者のひとりであるサンパイオ氏は「この件については、私が責任を負う。私は第4審判を呼び、エスコバル(背番号31)を代えてジュニーニョ(背番号7)を投入することを伝えた。その際、ネイマールはふくらはぎに少し痛みがあるようで、一時的にピッチを出ていた。私は第4審判のブルーノと話し、ネイマールが復帰できるかどうか様子を見るように頼んだ。そこで彼は、ネイマールはもう戻れないと言ったよ」としつつ、「ブルーノは31番から7番への交代が記された紙を持っていたが、交代を急ぎすぎてしまった。ネイは交代を撤回しようとしたが、審判が一度動いてしまった以上、覆すことはできなかった。そういうことだ。おそらく、その場の勢いで軽率な判断をしてしまったのだろう。時期尚早な判断だった」と述べている。
また、「審判の非常に重大なミス」と口にしたネイマールは、「(当時は)治療を受けていたよ。実は、前半に負っていた打撲がすごく痛くて、ちょっと不安だったから(ベンチに)交代をお願いしたんだ。ほぼ決着も付いていたし、チームも調子が良くなかった。あと25分もあったから、その時点で自分を温存したかった。クカ監督と相談して退くことになっていたんだ」と前置きした上で、「ただ、エスコバル(背番号31)もケガをしていたから、『ピッチに残れる、残るよ』と改めて伝えた。その後、ピッチ内で治療を受けていたから、第4審判に外に出る必要があると言われたんだ」とチームメイトを慮り、プレーを続けるつもりだったと強調した。
加えて、「みんなはゴンサロ(エスコバル)が交代するって言っていた。だから、試合に戻るのを待っていたんだ。僕が戻るにはプレーが再開されなきゃいけないからね。でも再開されると、『あいつはどこにいるんだ? 早く僕を入れてくれないのか?』って思ったよ」と告白。続けて「自分が交代させられていたことには気付かなかったし、(治療中で)ボードも見逃していた。そこで彼(第4審判)が、俺が退いたと言ってきた。これは審判団の極めて重大なミスだ。あそこで背番号を表示した奴のミスだ。彼は紙で受け取っている。俺がその紙を見せたのが映っているだろう? それが全てを証明していた」と憤りを示している。
By サッカーキング編集部
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