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ビエルサ氏が現場復帰へ! ウルグアイ代表の新監督就任が決定的に…1週間以内に就任会見実施

2023.05.12

お馴染みの姿でクーラーボックスに座るビエルサ氏 [写真]=Getty Images

 ウルグアイ代表の新監督にマルセロ・ビエルサ氏が就任することが決定的となった。ウルグアイメディア『エル・オブセルバドール』など複数の現地メディアが11日に報じている。

 FIFAワールドカップカタール2022で、ウルグアイ代表はグループHを1勝1分1敗の3位でフィニッシュ。決勝トーナメント進出を逃すという憂き目を見ていた。本大会で指揮を執ったディエゴ・アロンソ氏は、同大会をもって契約が満了。ウルグアイサッカー協会(AUF)はアロンソ氏続投の可能性も含めて、時間をかけて後任を選定することに。日本代表、韓国代表と戦った3月のインターナショナルマッチウィークでは、U-20代表を率いるマルセロ・ブロリ氏が暫定監督を務めていた。

 かねてよりAUFは新監督の最優先候補としてビエルサ氏に接触しており、4月に突入した段階で合意に近づいていると報じられていた。9月から2026年の北中米W杯に向けた南米予選が始まる中、遂にビエルサ氏の招へいが決まった模様だ。『エル・オブセルバドール』によると、11日の午後にビエルサ監督がAUFによって作成された契約書の内容を承認したという。契約期間は2026年の北中米W杯までとなっており、AUF側はビエルサ氏と同氏が指定して連れてくる6名のスタッフに対して年間400万ドル(約5億4000万円)を支払う見込みだ。15日には正式に契約書にサインし、17日または18日には首都モンテビデオの『エスタディオ・センテナリオ』にて就任会見を実施するスケジュールとなっているようだ。

 アルゼンチン出身のビエルサ氏は現在67歳。これまでに母国アルゼンチンやメキシコのクラブだけでなく、スペインのアスレティック・ビルバオやフランスのマルセイユでも指揮を執った。アルゼンチン代表を率いて2002年の日韓W杯に出場した際はグループステージ敗退となったが、チリ代表の指揮官として臨んだ2010年の南アフリカW杯では、母国開催の1962年大会以降本大会で白星のなかったチームに2勝をもたらし、ベスト16へと導いた。2018-19シーズンからはリーズの監督を務め、翌シーズンにはクラブの17シーズンぶりプレミアリーグ昇格に貢献。2020-21シーズンは9位で終えていたが、翌シーズンは残留争いに巻き込まれ、シーズン途中の2022年2月にクラブを離れることが発表されていた。以降はアスレティック・ビルバオ復帰の可能性が生じたこともあったが、現在までフリーの状態が続いていた。

 勉強家で日々自身の知識をアップデートさせ、革新的な戦術を採用していく姿から、“エル・ロコ”(狂人)という愛称を持つビエルサ氏。フットボールへの愛情を注ぎ続ける“戦術家”が手掛けるウルグアイ代表の初陣は、6月のインターナショナルマッチウィークとなる。同14日にニカラグア代表と、19日にキューバ代表と国際親善試合で対戦予定だ。

By サッカーキング編集部

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