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ブラジルサッカー連盟が2023女子W杯の招致を断念…今後はコロンビアを支援へ

2020.06.09

ブラジルサッカー連盟が招致を断念した [写真]=Getty Images

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は9日、2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップの招致を撤回すると発表した。公式サイト上で伝えている。

 国際サッカー連盟(FIFA)は、標準プロトコルの一部として連邦政府の保証や、開催に関する第三者からの文書が提供されていないと判断しCBFに要求。連邦政府はFIFAに対し文書を作成し、構造的観点から十分に開催するに値すると主張していた。

 しかし、ブラジルは新型コロナウイルスの影響を濃く受けており、これによる経済的・財政的な緊縮シナリオからFIFAの要求にすぐに応じることを優先すべきではないと判断したという。また、CBFは、このブラジルを含めた世界的な異例の状況を考え、官民どちらともの慎重な立場を考慮したと発表。以上を踏まえてCBFはブラジルの招致を断念すると表明した。

 また、CBFは招致を断念しコロンビアを支援することを発表。南米サッカー連盟(CONMEBOL)からの立候補地を絞ることで投票の機会を増やすとともに、結束の強さを主張している。

 CBFは「ブラジルの招致に参加したすべての人々に感謝するとともに、ブラジル女子サッカーの発展へのコミットメントを再確認した。それはクラブ、そしてナショナルチームでのコミットメントだ。ブラジルでのFIFA女子ワールドカップ開催を目指し、一日も早く実現を目指して活動を続けていきます」と伝えている。

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