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暴行で収監中の選手にも出所後にメダル授与…ゼニトの対応が賛否両論

2019.05.15

暴行容疑で収監中のココリン [写真]=Getty Images

 ロシア・プレミアリーグを優勝したゼニトは、収監中のロシア代表FWアレクサンドル・ココリンにも優勝メダルを授与するようだ。14日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

 昨年10月に政府関係者への暴行容疑で逮捕されたココリンは、18カ月の懲役刑に処されており、今シーズンのリーグ戦では3試合にしか出場していない。しかし、リーグはプレー時間に関係なくメンバー登録されている最大40選手へのメダル授与を許可するルールを定めている。

 クラブ代表のアレクサンドル・メドヴェージェフ氏は「彼が個人的にメダルをもらうことを待ち続けるつもりだ。メダルは選手本人に正しく渡されるべきだと思う」と述べ、家族に渡すのではなくあくまでココリンの出所後に本人に直接渡す考えであることを明かした。

 今回の対応にはOB間でも賛否両論で、ゼニトの元選手セルゲイ・ヴェデネーイェフ氏は「ルールはルール。彼にはその権利がある」として、ココリンがメダルを受け取るのは仕方がないとした一方で、アレクセイ・ストレペトフ氏は「本人が反省しているのであれば、メダルを与えるのではなく、彼をチームに戻して彼がメダルにふさわしい選手であることをプレーで証明させるべき」と語った。

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