開幕戦でゴールを挙げた上田綺世 [写真]=Getty Images
エールディヴィジ開幕節が9日に行われ、フェイエノールトとNACブレダが対戦した。
昨シーズンのエールディヴィジを3位で終え、新シーズンは3年ぶりのリーグ制覇を目指して戦うフェイエノールト。注目が集まる開幕戦では、ホームにNACブレダを迎え撃つ。指揮官を務めるロビン・ファン・ペルシ監督は、最前線に在籍3年目を迎えたFW上田綺世を先発起用。今夏の移籍市場でヘントから加入したDF渡辺剛もセンターバックの一角に配置され、日本代表の2選手がスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は、開始早々の3分にフェイエノールトがスコアを動かす。ジョルダン・ロトンバがボックス手前でこぼれ球を回収し、マーカーに倒されフリーキックを獲得。キッカーを務めたセム・スタインが右足を振り抜くと、壁上を通過した一撃は鋭く落ちながらゴールに吸い込まれる。今季から加わった新戦力の得点でフェイエノールトが先制した。
44分には上田のポストプレーからフェイエノールトが決定機を作り出す。ピッチ中央で相手のクリアを回収しつつ、バイタルエリアでボールを持ったルチアーノ・ヴァレンテが縦パスを供給。ペナルティエリア内で待つ上田がマーカーを背負い、自身の脇を駆け上がるスタインにフリックする。しかし、完全に抜け出して放ったシュートはGKがストップ。ホームチームがチャンスを逃してしまった。
そんななか、55分に上田が結果を残す。渡辺の縦パスから攻撃にスイッチが入り、テンポの良いビルドアップで相手陣内に侵入。右サイドにポジションを取ったアニス・ハジ・ムサがドリブルでカットインし、ゴール正面のスタインにパスを繋ぐ。シュートは相手選手にブロックされたものの、流れたボールはフリーで構える上田のもとへ。ダイレクトでネットを揺らして追加点をマークした。
その後、82分に上田は交代。体を張った守備を見せた渡辺もフル出場を果たし、フェイエノールトが2-0で勝利した。今後のフェイエノールトは、12日にチャンピオンズリーグ(CL)予選・3回戦のセカンドレグを控えており、アウェイでフェネルバフチェと対戦する。
By サッカーキング編集部
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