AZ所属の菅原由勢(左)とスパルタ・ロッテルダム所属の斉藤光毅(右) [写真]=Icon Sport via Getty Images、Getty Images
エールディヴィジ第5節が17日に行われ、AZとスパルタ・ロッテルダムが対戦した。
AZはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選に参戦していた影響で消化試合数が1試合少ないものの、ここまで3試合すべてを白星で飾っている。一方、スパルタ・ロッテルダムも2勝2分と好スタートを切り、無敗で駆け抜けている2クラブが相見えた。
ここまでECL予選を含めて公式戦全7試合にフル出場しているAZの菅原由勢は、日本代表帰りの一戦ながらスタメンに入りを果たした。一方、U-22日本代表としてAFC U23アジアカップカタール2024予選を戦ったスパルタ・ロッテルダムの斉藤光毅も先発に名を連ねている。菅原は右サイドバック、斉藤は左サイドの2列目に入ったため、日本人選手がマッチアップする“直接対決”が実現した。
試合は18分、AZが最終ラインからのビルドアップで中央を前進すると、斜めの動きで敵陣中央へ走り込んだヨルディ・クラーシが横へ繋ぐ。待っていたダニ・デ・ヴィトはファーストタッチから強烈な右足シュートを叩き込み、ホームチームのAZが先手を取った。
直後の19分には左サイドバックのデヴィッド・ウルフが対角方向へロングフィードを蹴り込むと、ペナルティエリアへ走り込んだデ・ヴィトが頭で落とす。ペナルティエリア中央でサポートしていたヴァンゲリス・パヴリディスは巧みなファーストタッチで前を向くと、反転から左足シュートを流し込み、AZがわずか2分間で2点のリードを奪った。
AZの2点リードで折り返した後半も試合の様相は変わらず、基本的にはAZがボールを握りながらシュートの本数を増やしていく。それでも、これ以上の追加点は生まれず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
勝利したAZは無傷の開幕4連勝を飾った。勝ち点上ではPSV、トゥウェンテと並んでいるが、得失点差の関係でPSVに次ぐ2位につけている。一方、スパルタ・ロッテルダムは今季初黒星を喫した。AZの菅原はフル出場を飾り、スパルタ・ロッテルダムの斉藤は85分に途中交代した。
この後、AZは21日にECL・グループステージ第1節のズリニスキ・モスタル戦を戦い、次節のエールディヴィジでは24日に敵地でズウォレと対戦する。一方、スパルタ・ロッテルダムも24日に次節のエールディヴィジが控えており、フィテッセをホームに迎える予定だ。
【スコア】
AZ 2-0 スパルタ・ロッテルダム
By サッカーキング編集部
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