フェイエノールト移籍に近づく上田綺世 [写真]=金田慎平
フェイエノールトが、サークル・ブルッヘに所属する日本代表FW上田綺世の獲得に近づいているようだ。29日、ベルギーメディア『HLN』が報じた。
報道によると、フェイエノールトはサークル・ブルッヘに対し、移籍金900万ユーロ(約14億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億5000万円)を支払うことで合意。将来の転売時に移籍金の一部がサークル・ブルッヘ支払われる条項も契約に盛り込まれるようだ。
また、すでに上田とフェイエノールトは個人合意に達している模様。しかし、まだ契約書への正式なサインは交わされておらず、上田はしばらくサークル・ブルッヘのチームに帯同することになるという。
現在24歳の上田は、鹿島アントラーズノルテ(ジュニアユース)、鹿島学園高校を経て、法政大学に進学。2019シーズン途中に法政大サッカー部を退部し、2021年からの加入が内定していた鹿島に前倒しで加入した。鹿島では公式戦通算104試合に出場し、47ゴールを記録した。
2022年夏にサークル・ブルッヘに完全移籍。コンスタントに得点を積み重ね、1年目のジュピラー・プロ・リーグでは40試合の出場で22ゴールを記録した。
2019年6月にデビューを果たした日本代表でも徐々に出場機会を増やしており、ここまで15キャップを記録。今年6月に行われたエルサルバドル代表戦で待望のA代表初ゴールをマークした。
上田の獲得に動いているフェイエノールトは、アヤックス、PSVと並び、オランダ屈指の名門と知られているクラブ。1969-70シーズンにヨーロピアンカップ(チャンピオンズリーグの前身大会)を制し、1973-74シーズンと2001-02シーズンにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制した。2022-23シーズンは6シーズンぶり16度目となるエールディヴィジ優勝を成し遂げ、来季のチャンピオンズリーグ本戦にストレートインする。
By サッカーキング編集部
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