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蘭フィテッセ、酔ったスポンサー関係者がHTに選手を攻撃…GM「非常に恥ずかしい」

2022.03.05

酔ったスポンサーに攻撃されたというバズール [写真]=Getty Images

 フィテッセ(オランダ1部)で、酔ったスポンサー関係者が選手を攻撃する前代未聞の事件が起こっていたようだ。5日に地元紙『De Gelderlander』が報じた。

 同紙によると、事件が発生したのは2月12日に行われたエールディヴィジ第22節PSV戦。元オランダ代表DFリーシェドリー・バズールが被害に遭った。フィテッセが0-3のビハインドで折り返すと、ハーフタイムのロッカールームに酔っ払ったスポンサー関係者が入り込み、パフォーマンスへの不満からバズールを襲ったという。バズールは後半プレーせず、チームはさらに2失点を喫して0-5で敗れていた。

 フィテッセのパスカル・ファン・ヴァイクGMは事件の発生を認め、「非常に恥ずかしいことだ。その人はスポンサーから除名される。ここで二度と彼を見たくない。私たちはとてもショックを受けている」とコメントした。

 一部の暴力的なサポーターに手を焼かされ続けているなか、今回の事件でフィテッセのさらなるイメージダウンは避けられない。4日に行われたエールディヴィジ第25節スパルタ・ロッテルダム戦では、観客のピッチ侵入、相手GKへの投擲物直撃、“花火爆弾(Vuurwerkbom)”の爆発によるカメラマンの負傷などが起こり、試合は中断。無観客試合などの処分が科される可能性が取り沙汰されている。また、ヨーロッパカンファレンスリーグでもサポーターが問題行動を起こし、同クラブは欧州サッカー連盟(UEFA)から罰金を科されていた。

 ファン・ヴァイクGMはサポーターの問題行動について、「本当に申し訳なく思っている。フィテッセが問題のあるクラブという評判は聞いたことがない。それに、大多数は暴力にまったく興味がないんだ。これは20人ほどのトラブルメーカーの話だ。背後には社会的な背景やコロナの影響もある。しかし、そんなことはどうでもいい。この小さな集団が深刻な悪さをしているから、私たちは行動を起こさなければならない」と語り、浄化に乗り出す姿勢を打ち出している。

By サッカーキング編集部

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