ロッベンが現役復帰後初の公式戦出場も負傷交代 [写真]=Getty Images
エールディヴィジ開幕節が13日に行われ、DF板倉滉が所属するフローニンゲンはホームでPSVと対戦した。板倉は4バックの左センターバックでフル出場した。
フローニンゲンの主将を務めるアリエン・ロッベンはスタメンで現役復帰後初の公式戦出場。2019年5月25日に行われたDFBポカール決勝のライプツィヒ戦以来、約1年4カ月ぶりのカムバックを果たした。
しかし、ロッベンは29分に相手選手と接触した後に自ら交代の合図を出してピッチに座り込む。ホームの観客からは温かい拍手が送られたが、プレー続行不可能となり、現役復帰戦は無念の負傷交代となった。ロッベンの代わりには18歳のトマーシュ・スースロフが送り出された。
試合は34分、PSVが先制に成功。ペナルティエリア左でパスを受けたコーディ・ガクポが相手選手3人に囲まれながらも右足シュートをゴール左隅に突き刺して先制点を挙げた。
1ビハインドで折り返したフローニンゲンは53分、ヨルゲン・ストランド・ラーセンがエリア内で相手GKのパスをカット。こぼれ球を拾ったスースロフが冷静に左足で流し込んで同点に追いついた。
しかしPSVは57分に再びリードを得る。ノニ・マドゥエケがドリブルで持ち上がってスルーパスを送ると、エリア右に抜け出したドニエル・マレンがGKの股を抜くシュートでゴールネットを揺らした。
PSVは74分、カウンターでチャンスを迎えたが、マレンがエリア右から放ったシュートは右ポストに弾き返される。83分には相手のハンドで得たPKで、ガクポが中央に蹴ったが、これはGKセルジオ・パットにストップされた。
ピンチをしのいだフローニンゲンは1点を追って攻め込むが、87分に逆にPSVのカウンターを受けて最後はガクポに追加点を奪われて勝負あり。フローニンゲンは一度追いつく意地を見せたものの、PSVに敗れて黒星発進となった。
次節、フローニンゲンは20日にアウェイでデン・ハーグと、PSVは19日にホームでエメンと対戦する。
【得点者】
0-1 34分 コーディ・ガクポ(PSV)
1-1 53分 トマーシュ・スースロフ(フローニンゲン)
1-2 57分 ドニエル・マレン(PSV)
1-3 87分 コーディ・ガクポ(PSV)