9季ぶりのラウンド16へ意気込みを示したピオリ監督 [写真]=Getty Images
ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループE最終節ザルツブルク戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
グループE第5節終了時点で2位のミランは、最終節で勝ち点「1」差で3位につけるザルツブルクと対戦した。引き分け以上でグループステージ突破が確定するミランは、14分にFWオリヴィエ・ジルーが先制点を挙げると、このゴールを皮切りに、さらに3点を追加。4-0でザルツブルクを下して、『サン・シーロ』に集まったミラニスタとともに、9シーズンぶりとなる決勝トーナメント進出の喜びを味わった。
まずピオリ監督は、FWオリヴィエ・ジルーのドッピエッタを含む4発で快勝した試合について「非常にタイトな守備をするザルツブルクに対して、危険な状況を作り出そうと意欲的にプレーした。2点目以降は、さらに試合の主導権を握ることに成功したし、支配することができたね」と披瀝。続けて「今日は、最初から最後までハイテンポな攻撃と展開で、とてもいい試合だった」と直近に行われたセリエAの敗戦から、うまく立て直せたことに満足感を覚えているようだ。
グループEをチェルシーに次ぐ2位で突破したミランは、ラウンド16でチェルシーとナポリを除く、6チームのいずれかと対戦する。各グループを首位で通過してきた“難敵”との対戦について、ピオリ監督は「誰と相見えるかは関係ない。いずれにせよ刺激的で難しいものになるだろう。我々はイタリアのチャンピオンだから、自分たちのフットボールをし、可能な限り先へ進むことを目指さなければならない。何も怖がる必要はないんだ」と意気込む。さらに「今はセリエAで調子を取り戻し、目覚ましい活躍を見せているナポリに少しでも追いつく必要がある。チャンピオンズリーグでは野心的でなければならないし、何も恐れてはいけない。対戦相手が誰であろうと、ミランは信念を持っている」と臆することはないようだ。
2019年10月に就任以降、8年ぶりとなるCL出場権獲得や11年ぶりとなるセリエA優勝に導いてきたピオリ監督。先日、“名門復権の功労者”として、ミランとの契約を2年間延長したピオリ監督は、2006-07シーズン以来遠ざかっているビッグイヤーにどこまで近づくことができるのだろか。
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By サッカーキング編集部
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