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いよいよ後半戦へ突入…ゴール期待値から見る欧州5大リーグの決定力No.1は? 

2022.01.11

5大リーグ決定力No.1の選手たち [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガとリーグ・アンもシーズン後半戦が再開し、これで欧州5大リーグが全て後半戦に突入したことになる。どのリーグも、シーズンが進むにつれて得点王争いが気になるところだが、その行方を占う上で大事な要素になるのが“決定力”だ。

 重要なのはゴール数だが、それと同じくらい数少ない難しいチャンスを確実に仕留める決定率も選手の評価につながる。その基準の1つに挙げられるのが、チャンスの質を数値化した「ゴール期待値(xG)」を上回ること。「実際の得点数」から「xG」を引いた数値が高ければ高いほど、予想以上にゴールを決めている、いわゆる“決定力”の高い選手だ。果たして誰が高い決定力を誇っているのか? ゴール期待値から算出した各リーグの“決定力No.1”選手を見ていこう。

■プレミアリーグ

エミール・スミス・ロウ

[写真]=Getty Images


 得点ランクでは、リヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが2位に6点差をつけて16ゴールで独走している。同選手は、角度がないところから難しいゴールを決めているのだが、そもそもチャンスの数が多いことで「xG」自体もリーグ1位。そのため「得点 - xG」の決定力は「0.39」と決して高くない。

 そんな中でリーグ最高値をマークしているのはストライカーではなく生粋のミッドフィルダーだ。今季ここまで8ゴールを叩き出しているアーセナルのMFエミール・スミス・ロウ(21歳)である。8ゴールに対してxGが「3.48」のため、その差である決定力はリーグ最高の「4.52」となっている!

 ここまで25本のシュートを放ち、64%の16本を枠内に飛ばして8ゴール。高いシュート精度で難しいシュートを決めている。中盤から長い距離を走ってきてネットを揺らすほか、ボックス外からリーグ最多タイの3ゴール。12月のマンチェスター・ユナイテッド戦では、敵GKが倒れているところを見逃さずにボックス外から左足でボレーシュートを打ち込み、ゴール期待値わずか「0.01」のシュートを決めて見せた!

 ちなみに、スミス・ロウに次ぐ“決定力”を誇るのはワトフォードのFWエマニュエル・デニス。ゴール期待値「3.51」のところで8ゴールを決めており決定力は「4.49」となっている。

■ラ・リーガ

[写真]=Getty Images


 欧州5大リーグで、得点ランク1位の選手が“決定力”でも最高値を誇っているのはラ・リーガだけ。今季ここまで17ゴールで得点ランク首位を独走するレアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマ(34歳)は、ゴール期待値が「11.18」。そのため「ゴール数-xG」で算出した決定力は「5.82」とリーグ最高だ。

 12月のビルバオ戦でも2得点で勝利に貢献。とりわけ、ペナルティエリアの角からノートラップで巻くように蹴り込んだ先制点は、ゴール期待値が「0.03」という超ファインゴールだった。ちなみにラ・リーガでベンゼマの次に決定力が高いのは、得点ランク2位に着けるベティスのFWフアンミだ。

■ブンデスリーガ

[写真]=Getty Images


 今季のブンデスリーガで圧倒的な決定力を誇るのはレヴァークーゼンのチェコ代表FWパトリック・シック(25歳)である。年内のうちにシーズン前半戦のクラブ記録となる16ゴールを叩き出すと、後半戦の最初のゲームとなったウニオン・ベルリン戦でも見事にゴール。今季ここまで「11.24」のゴール期待値に対して得点ランク2位の17ゴールをマークし、リーグ最高の「5.76」という決定力を発揮している。

 ちなみに、シックを抑えて得点ランク1位に着けているのは欧州最高ストライカーであるバイエルンのFWロベルト・レヴァンドフスキだ。彼の場合は、ここまで20ゴールを決めているがチャンス数も多いためゴール期待値は「21.15」となっており、今回のデータによる決定力は「-1.15」とマイナス数値になっている。

■セリエA

[写真]=Getty Images


 熾烈な得点王争いが繰り広げられているセリエAで、ゴール期待値から算出した“決定力”の1位に着けるのは今季ヴェローナで12ゴールを叩き出しているFWジョバンニ・シメオネ(26歳)だ。名将を父に持つシメオネは、今季カリアリからローン加入すると、10月のラツィオ戦で4得点するなど得点ランク3位の活躍を見せている。

 前述のラツィオ戦では、「1.11」のゴール期待値に対して4ゴール。中でも、ボックスの外からボールが弾んだ瞬間を右足で叩いた無回転気味のハーフボレーは、敵GKが一歩も動けないゴール期待値「0.04」という完璧なゴールだった。ちなみに、得点ランク首位を走るフィオレンティーナのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチも「10.42」のゴール期待値に対して16ゴールと高い決定力を誇っている。

■リーグ・アン

[写真]=Getty Images


 得点王争いで抜け出す選手がいないリーグ・アンは決定力も混戦模様。得点ランク上位勢には大差がなく、ゴール数からxGを差し引いた“決定力”で1位にいるのは得点ランク34位タイのディフェンダーだ。

 メスの右SBファビアン・セントンゼ(25歳)は今季ここまで4ゴールだが、ゴール期待値が「0.81」のため、決定力はリーグ最高の「3.19」。同選手は8月のリール戦で2得点したほか、9月のブレスト戦では、右サイドからカットインして左足一閃。ゴール期待値「0.02」の得点を決め、リーグ・アンで最も“期待以上”にゴールを決めている選手となっている。

(データは1月10日時点の『understat』)

(記事/Footmedia)

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