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過去10年のユヴェントスで“最高の補強”は? 現地紙『トゥットスポルト』のベテラン記者がトップ10を選出!

過去10年のユヴェントスの補強トップ10を紹介 [写真]=Getty Images

 2006年夏、未曾有のカルチョスキャンダルに巻き込まれた“老貴婦人”は、クラブ史上初のセリエB陥落という屈辱を味わった。その後も「勝利欠乏症」という病に苦しみ、それからようやく解放されたのは、2012年のことである。ただし、そこからは前人未到の9連覇を成し遂げ、ユーヴェは再び常勝チームへと生まれ変わった。彼らの“黄金の10年”の補強トップ10を『トゥットスポルト』のベテラン記者、マルコ・ボネットが選定する。

10位 85点


ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン)
在籍期間:2016〜2018/2019〜2020
公式戦:149試合出場66得点

2016年にナポリから加入。移籍金9000万ユーロは、クリスティアーノ・ロナウド入団以前のクラブ史上最高額であった。ユーヴェでの最初の2シーズンでは、セリエAで合計55ゴールを記録。その後、ミラン、チェルシーなどにレンタル移籍したが、ナポリ時代の恩師マウリツィオ・サッリが監督に就任するや、再び黒と白のユニに袖を通した。ただ、昨季は8ゴールと振るわず。気分屋で精神的な浮き沈みをうまくコントロールできないといわれる“ピピータ”は、今季からMLSに新天地を求めている。

9位 87点


ポール・ポグバ(フランス)
在籍期間:2012〜2016
公式戦:178試合出場34得点

2012年8月、マンチェスター・Uからユーヴェにやってきた時はまだ10代。ピルロのサブ候補として、フリートランスファーでの加入だった。インコントリスタ(潰し屋)兼セカンド・プレーメーカーとして、チームの4度のスクデット、3度のスーペルコッパ、1度のコッパ・イタリア獲得に貢献。長い四肢を活かした柔軟なプレースタイルからファンには“ポルポ(たこ)”の愛称で親しまれた。2016年、惜しまれながらマンUへ復帰していったが、その際、フロントは1億500万ユーロの“手切れ金”を懐に入れた。

8位 88点


アルバロ・モラタ(スペイン)
在籍期間:2014〜2016/2020〜
公式戦:119試合出場40得点

ユーヴェが1度ならず、2度までも選手を(しかもFWを)補強するのは珍しい。2014年にレアル・マドリードから2000万ユーロでユーヴェへ移籍したモラタは、2シーズンで27ゴールをマーク。すると、放出を後悔したのか、レアルが再獲得に動いた。その後は、チェルシーやアトレティコ・マドリードでプレーしたが、2020年夏にユーヴェが再びレンタルで獲得した。今季はCLのグループリーグ6試合で6ゴール。これは、2005-06シーズンのトレゼゲ以来、20年ぶりのクラブ記録だ。

7位 89点


マタイス・デ・リフト(オランダ)
在籍期間:2019〜
公式戦:56試合出場4得点

アヤックス時代の2019年、CL準決勝で決勝ゴールを挙げてユーヴェを敗退へと追いやり、それを見たアンドレア・アニェッリ会長が獲得を即決した。移籍金は7500万ユーロ。加入後は徐々にイタリアのサッカーに適応し、スクデットとスーペルコッパの獲得に貢献した。『トゥットスポルト』はユーヴェ入団前から彼の才能に気付いており、2018年に欧州で最も有力な21歳以下の選手に与えられる「ゴールデン・ボーイ賞」を彼に授与している。

6位 90点


カルロス・テべス(アルゼンチン)
在籍期間:2013〜2015
公式戦:96試合出場50得点

2013年夏、当時ミランの副会長ガッリアーニと会合し、半ば合意に至ったというが、最後の最後で“魔術師”マロッタGM(当時)の手腕によりユーヴェ入りが決まった。背番号は直前まであのデル・ピエロがつけていた“ヌメロ・ディエチ(10番)”。わずか2シーズンの在籍であったが、96試合50ゴールの活躍を見せ、2度のスクデット、スーペルコッパとコッパ・イタリア(それぞれ1度)の獲得に貢献した。

5位 92点


ヴォイチェフ・シュチェスニー(ポーランド)
在籍期間:2017〜
公式戦:121試合出場

今後も「クラブ史上最高のGK」であり続けるだろうジャンルイジ・ブッフォンの海外移籍に伴い、レギュラーに定着。ブッフォン復帰後もその定位置を死守している。2015年に出場機会を求めてアーセナルからローマへとレンタル移籍。そこでの好パフォーマンスが注目され、2017年にユーヴェがわずか1200万ユーロという破格の値段で買い取った。コスパ抜群の補強の一例だ。

4位 93点


レオナルド・ボヌッチ(イタリア)
在籍期間:2010〜2017/2018〜
公式戦:432試合出場20得点

ユーヴェのディフェンスラインにそびえる“万里の長城”。11年前の2010年夏に加入し、中心選手として活躍を続けたが、2017年夏にライバルのミランへ移籍した。ただ、“ディアヴォリ”に魂を売ったのはわずか1シーズンのみで、2018年夏に「再補強選手」として復帰を果たした。9連覇中、実に8度のスクデット獲得に貢献。驚異的な守備力のみならず、後方からのビルドアップ、得点(ユーヴェでの公式戦ゴール数は28)で常勝チームを支える。

3位 94点


パウロ・ディバラ(アルゼンチン)
在籍期間:2015〜
公式戦:244試合出場98得点

27歳の若さながら、すでにユーヴェで6年目を迎えているアルゼンチン産の“ラ・ホーヤ(宝石)”。生来のタレント性に加え、トレクアルティスタとしてもセカンドアタッカーとしてもプレーできる柔軟さを兼備し、大事な試合・局面での勝負強さはC・ロナウドに匹敵するとも言われる。いわゆるZ世代、アルファ世代の子どもたちから絶大な人気を誇り、若年層をユーヴェ支持へと引き込む原動力にもなっている。

2位 97点


アンドレア・ピルロ(イタリア)
在籍期間:2011〜2015
公式戦:164試合出場19得点

2011年夏にまさかの「移籍金なし」で加入。今では信じられないが、ライバルのミランが当時のピルロの衰えを懸念し、契約延長を躊躇った結果生じた移籍劇だった。“マエストロ”は結局、ユーヴェでの計4シーズンでスクデット4度、スーペルコッパ2度、コッパ・イタリア1度のタイトル獲得に貢献。レジスタという難しいポジションで19ゴール38アシストという数字も素晴らしい成績だ。昨夏、5年ぶりにユーヴェに復帰。ただし今回は、選手としてではなく監督として。

1位 99点


クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
在籍期間:2018〜
公式戦:114試合出場88得点

2018年夏、移籍金1億ユーロでレアル・マドリードから電撃加入。2シーズンで2つのスクデットと2つのスーペルコッパをチームにもたらした。個人でも11試合連続ゴール、シーズン公式戦最多ゴール(37)のクラブレコードを樹立。長いクラブ史を見ても、ボニペルティ、プラティニと並ぶ王座への君臨ぶり。いや、もしかしすると、その2人以上のキングかもしれない。彼の加入後、世界中でユヴェンティーニが爆増したことは今更言うまでもない。残すミッションは、1995-96シーズン以来のCL制覇だ。

Text by Marco Bonetto(『Tuttosport』)
文=マルコ・ボネット(『トゥットスポルト』)
Translation & Edit by Mitsuo Ogawa
翻訳・編集=小川光生

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