現在はインテルのアドバイザーを務めているベルティ氏 [写真]=LightRocket via Getty Images
1990年代にインテルで活躍した元イタリア代表MFのニコラ・ベルティ氏が、麻薬取締法違反の犯人ほう助罪で刑事告発された模様だ。同日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ベルティ氏はインテル加入1年目の1988-89シーズンにセリエAを制覇。元イタリア代表FWアルド・セレーナ氏、同DFジュゼッペ・ベルゴミ氏や元ドイツ代表MFローター・マテウス氏らとともに、クラブ史上13度目のスクデット獲得に貢献した。現在はインテルのアンバサダーを務めている。
報道によると、イタリアのエミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァ市の検察庁によるコカイン使用と密売に関わる捜査で、8名が逮捕された。ベルティ氏は捜査の段階で犯人を手助けする行為(または意思)が認められたことで、犯人ほう助罪で刑事告発されたという。なお、コカインの使用と密売に関しては、同氏の直接的関与はなかったと伝えられている。
ベルティ氏は、インテルに9シーズンに渡って所属。セリエA制覇の他、UEFAカップ優勝2回、スーペルコッパ・イタリアーナ優勝1回を成し遂げている。また、イタリア代表としても自国開催のワールドカップ1990年大会に出場。1994年大会(アメリカ開催)では主力選手として活躍した。
2016年にベルティ氏が古巣インテルのアンバサダーに就任した際は、クラブ公式HPがハビエル・サネッティ氏(インテル副会長)とのツーショットを掲載。今月14日には、イタリア国内で人気のトークショー番組に出演したばかりだった。
(記事/Footmedia)
By Footmedia