2018.03.02

【コラム】3月4日に笑うのは? 決戦間近、数字で見る“ミラノ・ダービー”

ミラノダービー
ガットゥーゾ監督(左)とスパレッティ監督(右)[写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

 セリエAでナポリの10連勝も素晴らしいが、年明けから最も勢いに乗っているのがジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のミランだ。3位争いの直接対決となったローマとの一戦でも、アウェイで0-2と見事な勝利を挙げた。試合ごとに選手たちが自信をつけてプレーをしているのが分かる。そして次節は3月4日、“ミラノ・ダービー”だ。今回は就任1年目で初のダービーに臨むガットゥーゾ監督率いるミランのデータに注目してみたい。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の解説を紹介する。

 前任のヴィンチェンツォ・モンテッラ氏の今シーズンは14試合を戦い、6勝2分け6敗で勝ち点20だった。それに対してガットゥーゾ監督は12試合ですでに勝ち点24を獲得。モンテッラ氏よりいい成績を出した。なお、内訳は7勝3分け2敗となっている。総ゴール数こそモンテッラ時代の19得点より少ない18得点だが、何よりも失点が減った。モンテッラが18失点なのに対し、ガットゥーゾが12失点と得失点の差がプラスとなった。サンプドリアと同じ勝ち点44で現在は6位。ヨーロッパリーグ(EL)出場権も獲得できる順位まで上がってきている。

 話をダービーに戻そう。マウロ・イカルディの戦線離脱でインテルは依然として足踏み状態が続いている。今年に入ってから2勝したものの、一時の首位には程遠く3位争いに神経を擦り減っている。2チームの勝ち点差が最も大きかったのが、第17節終了時点でインテルが39(1位)、ミランが21(8位)だった。その差は18とミランは水をあけられていた。しかしながら、第26節終了した今、4位インテルが勝ち点51、6位ミランは勝ち点44とわずか7差まで追い上げ、生まれ変わったミランを見せつけている。

 2018年に入ってからの平均勝ち点はミランの2.7に対し、インテルが1.4と倍近く違う。ゴール数もミランは1.9ゴールでインテルは1.1と差が出ている。ミランの新しいゴールゲッターは4得点している20歳のパトリック・クトローネだ。そして失点数でもミランは0.4と守備力が向上しているのが証明された。

 だが、ダービーは普段の公式戦とはまた違った雰囲気がある。展開によってはデータだけでは読み取れない結果になるかもしれない。インテルはダービー後、すぐに首位ナポリを迎え撃ち、ミランも3月8日にELのアーセナル戦が控えている。両チームとも今回のダービーは例年以上に落とせない一戦となる。ミランが前回2-3と負けた屈辱を果たせるか、それともイカルディが復帰したインテルが再び笑うのか。目が離せないダービーになりそうだ。

文=赤星敬子

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