サンプドリア会長に「世界遺産」と称されたトッティ [写真]=Getty Images
サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティの獲得に動くと明言した。イタリアメディア『ANSA』が伝えている。
17日付のイタリア紙『トゥットスポルト』によると、ローマはトッティに対し、契約が満了を迎える今シーズン限りでの現役引退と同クラブ幹部入りを打診。しかし同選手は現役続行を希望し、クラブからの打診を拒否したと報じられている。
ローマ退団が確実と報じられているトッティの獲得に、サンプドリアが乗り出すようだ。同クラブのフェッレーロ会長はローマ出身で、ローマの熱狂的なサポーターとしても知られる。同会長は『ANSA』の電話インタビューに応じ、以下のように語った。
「トッティがローマとの契約を更新せず、国外に移籍するという噂を耳にしている。だが、私の考えではそれはあり得ない。トッティはイタリアのモニュメントであり、世界遺産だ。トッティは私がサンプドリアに連れてこようじゃないか」
「芸術作品を国から国へと引き渡すのは不可能。彼はイタリアのサッカーをまさに代表する選手。保護されなければならない。ローマでの物語が終焉を迎えていると思うのであれば、世界で最も美しいカラーのユニフォームに袖を通しに来ればいい。そのユニフォームこそがサンプドリアだ」
By サッカーキング編集部
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