2016.01.17

実はバロンドールを受賞したことがない10人の偉大な選手たち

左からジェラード、アンリ、ラウール、トッティ、デル・ピエロ、イニエスタ、イブラヒモヴィッチ、シャビ、ブッフォン、マルディーニ [写真]=Getty Images
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 先日、2015年度のFIFAバロンドール賞の発表があり、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが通算5度目となる受賞を果たした(FIFA最優秀選手賞とバロンドールは2010年に統合)。

 毎年1人しか選ばれない栄誉ある同賞。そんな中、『squawka』では、実はバロンドールを獲ったことがない有名選手10人を取り上げた。

■FWティエリ・アンリ(元フランス代表/現役引退)
 アーセナル時代はおそらく世界でNo.1のストライカーであったアンリ。彼はアーセナルとフランス代表の歴代最多スコアラーである。驚異的な得点率とともに、彼はアシストも多かった。そして、そのスピードとスキルによって、絶好調時は止めるのがほぼ不可能であった。

 彼はアーセナルの歴史的な無敗シーズンにおいて不可欠な存在だったが、2003年度の受賞者はユヴェントスのパヴェル・ネドヴェドで、彼は2位に甘んじた。2006年も3位に終わり、その年彼はチャンピオンズリーグ(CL)とワールドカップにおいてどちらも決勝で敗れている。

■MFシャビ(元スペイン代表/アル・サッド)
 近年の世代を代表するような成功を成し遂げたバルセロナとスペイン代表。中盤におけるシャビの“支配”は、どちらのチームにおいても核であった。

 この小柄なプレーメイカーのインテリジェンスとパススキルは、彼を史上最も偉大な選手の一人にした。その正確な配球によって中盤から試合をコントロールし、1試合平均で100本のパスを定期的に通している。

 テンポを刻むその能力によって、メッシのような選手が輝くことができる。バルセロナとスペイン代表の優位性が一時行き詰ったのと、このパスマスターが年齢的に衰えたことは偶然の一致ではない。

■DFパオロ・マルディーニ(元イタリア代表/現役引退)
 この20年間における最高のディフェンダーと評される彼はそのキャリアをミランに捧げ、セリエA最多出場(647)を誇る。左サイドバックとセンターバックを同レベルでこなし、その落ち着き、ポジショニング、危険察知能力によって、若い頃から傑出した有望株であった。その後、7度のスクデット、5度の欧州制覇を成し遂げた。

 バロンドールを2度獲得した元ブラジル代表のロナウドは、現役時代に最も手強かった相手としてマルディーニの名前を挙げている。2009年に40歳で引退した彼に敬意を表し、ミランは背番号3を永久欠番にしている。

■FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(スウェーデン代表/パリ・サンジェルマン)
 彼はありえないゴールを決めることができるし、そのスキルで息を飲むような瞬間を作り出すことができる。だが、彼はバロンドールを勝ち取ったことはない。

 トップレベルにおける能力を一貫して証明してきたし、リーグにおける成功では驚異的な記録も持っている。2003年から2011年までは、3つの国の5つのクラブで8つのタイトルを勝ち取った。しかし、いまだにチャンピオンズリーグで優勝したことはなく、それが不利になってきたのかもしれない。

 だが、プレーできた時はいつだってゴールを決めてきた。わずか1シーズンのみの在籍でしばしば失敗とみなされるバルセロナ時代も29試合で16ゴールを決めている。

■MFアンドレス・イニエスタ(スペイン代表/バルセロナ)
 そのテクニックとビジョンで見る者を魅了するイニエスタ。急所を突くそのパスは近年のバルセロナとスペイン代表の成功においてキーファクターになっている。

 シャビ同様に人目を引く人物ではないが、そのボールテクニックはフィジカル的欠乏を補って余りある。

 彼は当世代において最もビッグゲームに強い選手のひとりだ。クラブと国のために極めて重要なゴールを決めてきた。とりわけ、2009年のCL準決勝対チェルシー戦、2010年W杯決勝戦などが挙げられる。

 バロンドールにおいては2010年に2位、2012年に3位となっている。だが、今やこの賞を勝ち取るチャンスは悲しいことに過ぎていったのかもしれない。

■MFスティーヴン・ジェラード(元イングランド代表/ロサンゼルス・ギャラクシー)
 彼にはリヴァプールを去る機会が何度かあった。そうすればより多くのトロフィーを勝ち取る結果になったかもしれない。だが、彼は少年時代からのクラブに常に忠実であった。

 2003年からキャプテンを務め、2015年夏についにクラブを去った。中盤において全ての仕事を成し得るそのプレーで全盛期には世界最高のひとりであった。

 チャンピオンズリーグ決勝で奇跡的な勝利を収めた2005年にはバロンドールで3位になった。

■GKジャンルイジ・ブッフォン(イタリア代表/ユヴェントス)
 GKがフィールドプレイヤーほどの称賛を得ることは滅多にない。だが、この10年間ブッフォンほど一貫して素晴らしかった選手はいない。

 2001年にGKとして史上最高額でパルマからユヴェントスへ移籍。とはいえ、その契約はユーヴェにとって非常に効果的なものであった。8度のスクデット獲得に貢献し、30代後半でユーヴェの守護神であり続けている。

 ブッフォンはイタリア代表においても素晴らしかった。2006年W杯でのプレーはセンセーショナルであったが、その年のバロンドールでは2位であった。

■FWラウール・ゴンサレス(元スペイン代表/現役引退)
 世界中の最高の選手を買える資金を持つレアル・マドリード。彼らは実際にそうしてきたが、ラウールはカンテラ上がりの選手として、クラブ歴代2位となる323ゴールを決めた。チャンピオンズリーグでも実に71ゴールをマークしたが、その記録は彼の7番を継いだクリスティアーノ・ロナウドに破られた。

 ラウールはチャンピオンズリーグを3度、リーガを7度制覇した。2003年から2010年までマドリーをキャプテンとして統率した彼はいまもクラブ史上最多試合出場記録(741)を有している。

 ダイナミックなストライカーでも最高のテクニックがある選手でもなかった。だが、優れた技術といるべき時にいるべき場所にいるための非常に有益なコツを持っていた。

■FWフランチェスコ・トッティ(元イタリア代表/ローマ)
 そのキャリアをひとつのクラブに捧げている偉大なる選手のひとり。39歳にしていまだローマで素晴らしいところを見せている。

セリエA史上2位となるゴール数をマークしているほか、2014年のマンチェスター・C戦ではCL史上最高齢得点記録も樹立した。彼はストライカーとしてよりも主に10番としてプレーしてきており、そのためそのゴール記録はより印象的でもある。

 近年では“偽”9番(0トップの頂点)でプレーし、彼が降りてきたスペースに他の選手が飛び込むといったことがしばしばある。ジェラード同様に、彼も故郷のクラブを去りうる機会があった。だが、それを全て固辞し、2000-01シーズンにはローマにスクデットをもたらした。

■FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表/無所属)
 ユーヴェ時代の彼はそのボールテクニックによって世界中にファンを獲得した。彼はストライカーの下でプレーすることが多かったが、アシストもゴールも同レベルで長けていた。

 セットプレーも絶品だったほか、左からカットインしファーサイドに巻いてゴールを奪う様はトレードマークでもあった。

 ユーヴェでは獲れるタイトルは全て勝ち取り、代表でも2006年にW杯も制したが、バロンドールを勝ち取るチャンスには一度も恵まれなかった。

(記事提供:Qoly)

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