2015.04.01

コンテ断念でターゲットはモンテッラ? 来季のミラン指揮官の行方は…

インザーギ
ミランを率いるインザーギ監督 [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

文=赤星敬子

 序盤は好スタートを切ったものの今年に入って苦戦しているフィリッポ・インザーギ体制のミラン。ヨーロッパリーグ出場権をかけてこの2カ月の終盤で追い込みに入るが、その可能性は微妙なところ。そしてまた、インザーギ監督の立場も微妙なものになってきている。セリエAの監督一年目としてのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニCEOの評価は及第点に届くか届かないか、というところだろう。そこですでに来シーズンの監督探しが始まっていると憶測されている。

 ミランとして理想的なのは現イタリア代表指揮官のアントニオ・コンテ監督だという。ユヴェントスで3年連続スクデット獲得の手腕は誰もが認めるところ。実際にミランは昨シーズン、コンテとユヴェントス首脳陣の関係性悪化を知ると、新監督として迎えるための準備を始めていたようだ。だが、その動きを知ったユヴェントスはこれを阻止しようとコンテへの態度を軟化させた。しかし結果的にはコンテが電撃辞任という形でクラブを去ることになった。その時、すでにミランはインザーギ監督で新チームをスタートさせており、コンテは代表監督となった。タイミングが合わなかったのだ。

 もちろん現在、コンテはユーロ2016フランス大会予選の真っ最中であり、今シーズン後のミラン監督就任は考えにくい。コンテ自身も「ユーロが最大の目標。その後? 海外での挑戦も考えているし、イタリア国内のビッグプロジェクトのあるクラブもいいかと考えている」と話している。つまり、代表監督としてのキャリアは来年のユーロで一区切り、という予定の様子だ。とすると、またもやミランとの“マリアージュ”は実現しなさそうだ。

 そんなミランが目をつけているのが、フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督だ。チームをヨーロッパリーグへコンスタントに出場させ、今シーズンもローマを破ってベスト8進出を果たした。その手腕は本物で着々とキャリアアップしてきている。ミラン再生計画にうってつけの指導者だとみられる。いきなりスクデット争いは難しいものの、じっくりと腰を据えたモンテッラとの3年計画なら納得のゆく成績を出してくれるのではないという見方が多い。

 モンテッラ獲得には500万ユーロ(約6億5000万円)という高額資金が必要とされるし、またフィオレンティーナの首脳陣と本人が固い信頼関係を築いていることから、ミランとの交渉はかなり難航するだろう。それ以外では、解任されているもののゼニト・サンクトペテルブルクと契約をしているため、違約金が6月まで発生することになってるルチアーノ・スパレッティや、ドルトムントのユルゲン・クロップ監督の名前などが挙がっている。

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