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移籍する同僚への優しさ…ブッフォンがボール蹴り出し途中交代促す

イタリア代表としてもともにプレーするジョヴィンコ(左)とブッフォン(右) [写真]=Getty Images

 MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のトロントFC(カナダ)は19日、ユヴェントスに所属するイタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコと2015年シーズンの契約を結んだことをクラブ公式HP上で発表した。

 この発表を前に、チームメイトの同国代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、18日に行われたセリエA第19節のヴェローナ戦で、ジョヴィンコを途中交代させるためにボールをタッチラインに蹴りだしていたことが明らかになった。19日付のイタリア・メディア『メディアセット』が報じている。

 4-0とユヴェントスが大きくリードして迎えた84分、ウルグアイ代表DFマルティン・カセレスからバックパスを受けたブッフォンは、余裕があったもののボールを大きく右サイドに蹴りだし、そのままタッチラインを割った。誰もが目を疑ったが、ブッフォンの視界には交代を待つジョヴィンコの姿が入っていた。

 この時点でジョヴィンコの移籍は決定的となっており、ユヴェントス・サポーターからは大きな歓声とともに、スタンディングオベーションでピッチに迎え入れられる。6分間の出場で、得点を奪うことは出来なかったが、ジョヴィンコにとっては特別な瞬間となった。

 ジョヴィンコは、1996年からユヴェントスの下部組織で育ち2006年にトップチームでプロデビュー。ブッフォンとは6シーズンにわたってともにプレーし、2度のスクデット獲得を祝っている。

 チームの象徴だった元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(現・デリー・ディナモス)の後継者として大きな期待を受けながらも、その期待に応えきれなかったジョヴィンコ。この日の行動は、同選手の苦悩を知るブッフォンからのささやかな優しさだったのかもしれない。

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