『ワイアード』誌が、セリエA強豪6チームのPK数を調査し、ランキング化した。 [写真]=Getty Images Sport
セリエAの17年間のシーズンで、ペナルティキックを最も獲得したチームは、日本代表MF本田圭佑が所属するミランであることが判明した。カルチャー誌『ワイアード』のイタリア版が報じている。
5日に行われた、セリエA第6節ユヴェントス対ローマの一戦では、両チーム合わせ3本のPKが与えられ、ローマのリュディ・ガルシア監督を始め、選手、ジェームズ・パロッタ会長などがユヴェントスに有利な判定が行われたとして、不満を露わにしていた。
9日付のイタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューに応えた、サッスオーロ所属のDFパオロ・カンナヴァーロは「残念ながら、ユーヴェが審判のミスで得た勝ち点で首位にいることを数字が物語っている。僕の意見ではなく、事実を言っている」などとコメントし、ユヴェントスが審判から有利な判定を得ているのではないかと、推測している。
そんな中『ワイアード』誌は、セリエAの強豪6チームが1997-98シーズンから今シーズンまでのリーグ戦、過去17年間で、実際に獲得したPK数、献上したPK数を調べ、その数字の差をランキング化し、どこが一番PKで“得”をしているかを示した。
1位になったのはミランで、590試合を戦い144本を獲得、58本を与え、その差は86本となった。続いて2位ローマが589試合中123本を獲得、83本を献上、差は40本であった。この時点で1位ミランと2位ローマに46本もの差が存在し、PKにおいてはミランが一番“得”をしているようだ。
ちなみにユヴェントスは594試合中100本を獲得、61本を献上、差は39本の3位タイとなった。獲得した本数としては6チーム中もっとも少ない数字となり、PKにおいてはユヴェントスが一概に有利な判定を受けているとは言えなそうだ。
一方、その差が最も少なかったのは日本代表DF長友佑都が所属するインテルで、590試合中105本を獲得、87本を献上、18本差であった。インテルは6チーム中最もPKを与えたチームになってしまった。
セリエA通算PK数ランキングの詳細は以下の通り
順位 チーム名 試合数 獲得数 献上数 差
1位 ミラン 590試合 144本 58本 86本
2位 ローマ 589試合 123本 83本 40本
3位 ユヴェントス 594試合 100本 61本 39本
3位 ナポリ 614試合 115本 76本 39本
5位 ラツィオ 589試合 107本 80本 27本
6位 インテル 590試合 105本 87本 18本
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