イカルディ(背番号9)との試合前握手を拒否したマキシ・ロペス(中央奥) [写真]=Getty Images
セリエA第33節が13日に行われ、日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、アウェーでサンプドリアと対戦。4-0で快勝し、5試合ぶりの白星となった。長友はフル出場して、勝利に貢献した。
同試合では両チームFWに試合前から注目が集まっていた。それはサンプドリアのアルゼンチン人FWマキシ・ロペスとインテル所属のアルゼンチン人代表FWマウロ・イカルディ。両選手はイカルディがサンプドリア所属時代にチームメートであったが、マキシ・ロペスの夫人であった人気モデルのワンダ・ナラとイカルディの不倫が発覚。それが原因で2013年に離婚していた。
イカルディはその後、SNSやゴールパフォーマンスでワンダ・ナラへの愛をアピール。過激な発言などが紙面をにぎわせるなどした。両FWが先発した同試合では、試合前恒例の選手同士の握手が行われたが、マキシ・ロペスはイカルディが差し出した右手を無視して、拒否した。
試合ではイカルディは先制点を含む、2得点の活躍でチームの勝利に貢献。一方のマキシ・ロペスはPKのチャンスを逸してしまうなど、明暗が分かれる結果となってしまった。
また、イカルディは先制点後に古巣サンプドリアサポーターの前で耳に手を当てるパフォーマンスを行い、不興を買う。主審は同行為をしたイカルディに対して、イエローカードを提示。指揮官のヴァルテル・マッツァーリ監督は「個人的なことは忘れ、プレーのことだけ考えなければならない」と、イカルディのパフォーマンスに苦言。
また、サンプドリアのシニシャ・ミハイロヴィッチ監督も、「イカルディは真の勝負に負けた。あのようにゴールパフォーマンスをすることはない。かつて、たくさんの支えを示してきたサポーターの前でなら、なおのことだ」と、マキシ・ロペスをかばっている。