かつて共闘した経験がある(左)キミッヒと(右)フリック監督 [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ代表MFジョシュア・キミッヒがバルセロナ戦に向けた意気込みを語った。22日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
今夏に就任したヴァンサン・コンパニ新監督のもと、公式戦10試合を戦い7勝2分1敗とまずまずのシーズン序盤戦を過ごしているバイエルン。ハイラインの裏を突かれて失点を喫する試合は少なくないものの、ここまで通算37得点を挙げるなど、その破壊力は欧州屈指と言っても過言ではないだろう。そうしたなか、現地時間23日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節ではバルセロナと対戦する。
バルセロナを率いるのは、かつてバイエルンを約2シーズン率い、CLを含めて合計7つのタイトルをもたらしたハンジ・フリック監督。今夏に就任した新天地でも早速その手腕を発揮しており、2年ぶりの優勝を目指すラ・リーガでは9勝1敗の成績で首位を快走。今シーズン開幕後の公式戦12試合で挙げた得点数は実に「39」に上り、バイエルンと同じく抜群の攻撃力を誇る。
中盤の主軸として今シーズンここまで全試合に出場しているキミッヒは、バルセロナについて「バルセロナはスペイン代表と同じく非常に影響力のある相手だ。子供の頃のロールモデルはシャビ・エルナンデスだったし、ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ)のティキ・タカは圧倒的で、サッカーに革命をもたらしたプレースタイルだよ」とコメント。その上で、バイエルンやドイツ代表で指導を受けたフリック監督について触れつつ、次のように言葉を続けた。
「バルセロナと対戦するのはいつも特別なことだ。背景が非常に興味深いし、素晴らしい伝統を持つ非常に大きなクラブなので、選手だけでなくファンにとっても特別な試合だ。そして、ハンジ・フリックと対戦するのも楽しみだよ」
「ハンジは当時、良いメンタリティーを育んでくれたし、疑念が生じた時でも選手に信頼を置いてくれた。そして、我々はみんなが愛するダイナミックで素晴らしいサッカーをしていた。自分たちのプレーを信じてたんだ。それがあの頃の全てだよ」
また、キミッヒはコンパニ監督率いる現チームの状態について、“フリック政権時”との比較も交えながら次のように語っている。
「ハンジの時と同じような感じだ。なぜなら、多くの試合に勝っているからね。確かに、インターナショナルウィーク前には勝てない試合が3つあったが、現在のプレーは自信を与えてくれる。ハンジのもとでは多くの試合に勝ったが、その後は同じようにはならなかった。今シーズンはまだタイトルを獲得していないが、勝利はタイトルの基盤となる。そして、良いサッカー良いチームワークが勝利の基盤であり、我々はその点で順調だ。選手は道筋を見据え、自分たちのプレーを信じている」
注目の一戦はバルセロナの本拠地『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』にて日本時間24日の午前4時にキックオフされる。
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By サッカーキング編集部
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