キール所属の町野修斗(撮影は第3節バイエルン戦) [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第7節が20日に行われ、ホルシュタイン・キールとウニオン・ベルリンが対戦した。
クラブ史上初めてブンデスリーガ1部でのシーズンを過ごすホルシュタイン・キールは、ここまで2分4敗と未勝利が続き、順位も17位に沈んでいる。今季初勝利を目指すインターナショナルマッチウィーク明けの一戦では、ここまで3勝2分1敗の成績を残すウニオン・ベルリンをホームに迎える。9月のクラブ月間MVP(最優秀選手賞)にも選ばれた町野修斗は、3試合ぶりにスターティングメンバーから外れ、ベンチから出番を待つ。
試合の均衡が破れたのは18分。ウニオン・ベルリンは左サイド深い位置へ入ると、ベネディクト・ホラーバッハからの落としを受けたトム・ローテが右足でクロスボールを送る。ペナルティエリア内中央で待っていたアリョーシャ・ケムラインがヘディングシュートを沈め、ウニオン・ベルリンが先手を取った。
このまま前半はウニオン・ベルリンの1点リードで終了。後半に入ると、1点を追いかけるホルシュタイン・キールは町野をピッチへ送り出す。1点を追いかけるホルシュタイン・キールは53分、左サイドからカットインしたフィン・ポラスが強烈な右足シュートを放ったが、ここはGKに阻まれる。
その後もホルシュタイン・キールが反撃に転じる時間を増やす。特に町野は両サイドのポジションでプレーし、攻撃に勢いを与える。だが、ゴールネットを揺らすことはできずに終盤へ向かうと、89分にはウニオン・ベルリンがトドメを刺す。ラースロー・ベーネスの蹴った左コーナーキックを、トム・ローテが頭で叩き込んだ。
試合はこのまま終了し、ホルシュタイン・キールの1部初勝利は今節もお預けに。ウニオン・ベルリンは前節ドルトムント戦(○2-1)からインターナショナルマッチウィークを挟み、2連勝を飾った。
次節、ホルシュタイン・キールは26日に敵地でチェイス・アンリが所属するシュトゥットガルトと、ウニオン・ベルリンは27日にホームでフランクフルトと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ホルシュタイン・キール 0-2 ウニオン・ベルリン
【得点者】
0-1 18分 アリョーシャ・ケムライン(ウニオン・ベルリン)
0-2 89分 トム・ローテ(ウニオン・ベルリン)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト