堂安律(奥)は決勝弾となるPKを誘発 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第20節が11日に行われ、フライブルクとシュトゥットガルトが対戦した。
今季もブンデスリーガで上位争いを繰り広げているフライブルク。前節は前半の早い時間帯に退場者を出した影響もあり、ドルトムントに1-5と大敗を喫した。その後、7日に行われたDFBポカール・ラウンド16ではザントハウゼンに2-0で勝利。今節はブンデスリーガ2試合ぶりの白星および公式戦連勝を狙う。一方、シュトゥットガルトはDFBポカールでは準々決勝まで駒を進めたものの、ブンデスリーガでは昨年11月8日に行われた第14節ヘルタ・ベルリン戦以降勝ちがない。現在は5試合連続で白星から見放されている状況だ。今節は敵地で6試合ぶりの勝利を狙う一戦となる。フライブルクの堂安律、シュトゥットガルトの伊藤洋輝、遠藤航、原口元気と両クラブに在籍する日本人選手4名は全員先発に名を連ねた。
試合の均衡が破れたのは31分。敵陣で遠藤がボールを奪うと、左サイドのボルナ・ソサは中央のクリス・ヒューリッヒへとボールを預ける。ペナルティエリア手前で前を向いたヒューリッヒが右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さった。シュトゥットガルトが1点をリードしてハーフタイムに突入している。
1点ビハインドとなったホームチームだったが、57分には左サイドからチャンスを作り出す。駆け上がってきたクリスティアン・ギュンターの折り返しにミハエル・グレゴリチュが反応。シュートを打とうとしたところでダン・アクセル・ザガドゥのファウルを受け、PKを獲得した。このPKをヴィンチェンツォ・グリフォが落ち着いて決めて、フライブルクが試合を振り出しに戻した。
勢いを取り戻したフライブルクは80分、左サイドから中央へと侵入したチョン・ウヨンがスルーパスを通すと、堂安がペナルティエリア内でザガドゥに倒される。オンフィールドレビューの結果、フライブルクにPKが与えられた。このPKを再びグリフォが沈め、勝ち越しに成功している。
同点を目指すシュトゥットガルトは後半アディショナルタイム、ペナルティエリア手前からソサがフリーキックを狙ったものの、シュートはクロスバーに嫌われる。試合はこのままタイムアップを迎え、フライブルクがブンデスリーガ2試合ぶりの勝利を飾った。一方、シュトゥットガルトは6試合勝ちなしと苦しい状況が続いている。堂安は89分までプレー。伊藤、遠藤、原口はフル出場を果たした。
次節は18日に行われ、フライブルクは敵地で浅野拓磨が所属しているボーフムと、シュトゥットガルトは18日にホームでケルンと、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 30分 クリス・ヒューリッヒ(シュトゥットガルト)
1-1 60分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(PK/フライブルク)
2-1 84分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(PK/フライブルク)
By サッカーキング編集部
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