来季ヴォルフスブルクに加入するヴィマー [写真]=Getty Images
ヴォルフスブルクは13日、ビーレフェルトに所属するU-21オーストリア代表MFパトリック・ヴィマーが来シーズンから完全移籍で加入することを発表した。
契約期間は2022年7月1日から2027年6月30日まで。ヴォルフスブルクは、ヴィマーとビーレフェルトの契約に含まれていた契約解除条項を発動して同選手を獲得する。ドイツ誌『kicker』によると、その金額は700万ユーロ(約9億5000万円)となるようだが、ビーレフェルトが2部に降格した場合は500万ユーロ(約6億8000万円)になるという。
現在20歳のヴィマーは昨年8月にアウストリア・ウィーンからビーレフェルトへと完全移籍加入した。MF奥川雅也とともにビーレフェルトの攻撃をけん引し、ブンデスリーガでは26試合の出場で3ゴール6アシストを記録している。
移籍に際し、ヴィマーはヴォルフスブルクのクラブ公式サイトを通じてコメント。「ヴォルフスブルクへの移籍が決まって、本当にうれしい。経営陣との話し合いで、とても良い感触を得た。僕の目標は、初日から100%の力を発揮して、クラブで成功を収め、できるだけ頻繁にヨーロッパの舞台で戦うことだ」と意気込みを示している。
また、同選手はビーレフェルトのクラブ公式サイトにもコメントを残し、「ブンデスリーガで成長するチャンスを与えてくれたビーレフェルトにとても感謝している。ヴォルフスブルクでは次のステップに進みたい。リーグ残留という大きな目標を達成できるよう、シーズン終了まで、これまでと同じようにビーレフェルトのためにすべてを捧げる」と、残留に向けて全力を注ぐことを約束している。
なお、ヴォルフスブルクはレフ・ポズナンに所属するポーランド代表FWヤクブ・カミンスキの加入も内定しており、ヴィマーは同クラブにとって今夏2人目の補強となる。