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長谷部誠、現役続行に意欲「53歳までは無理ですが」…引退後の目標にも言及

ブンデス最年長選手となった長谷部誠 [写真]=Getty Images

 フランクフルトに所属するMF長谷部誠が、ドイツメディア『Sportbuzzer』のインタビューに応じた。11日、同メディアが伝えている。

 来年1月18日に37歳の誕生日を迎える長谷部は、今季のブンデスリーガで最年長の出場選手となった。一方、今季のブンデスリーガ、特にドルトムントでは、16歳1日での最年少出場記録を樹立したU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココなど将来有望な若手選手が次々とデビューを果たしている。長谷部はインタビューでまず、若手の選手たちに対して抱いている思いについて聞かれた。

「若い選手とは親子くらい歳が離れていますね(笑)リーグ最年長の選手として、今でもプレーできていることは、とても誇りに思っています。でも、17〜18歳の選手と一緒に練習したり、対戦したりするのは変な気分です」

「(自身が現役を始めてから)サッカーは違うものになりました。ドルトムントにムココや(18歳のアメリカ代表FW)ジオヴァニ・レイナがいるだけでなく、世界中に非常に優れた若手選手がたくさんいます。すべてが以前よりもはるかに速いスピードで進んでいる」

「(若手にとっては)難しい状況です。たくさんの収入を得て、誰もが彼らを称える。それ自体は問題ありませんが、選手は謙虚であるべきです。僕は多くの若い選手とプレーしてきましたが、彼ら全員が精神的に発達しているわけではないことに気づきました。彼らはまだ成長しておらず、時には少し傲慢でした。それは勝つための方法ではない。何かを成し遂げるには、サッカーだけに完全に集中する必要があります」

 続いて、「FW三浦知良(横浜FC)は53歳でJリーグの記録を樹立し、葛西紀明は48歳でスキージャンプ選手として活動しています。なぜ、多くの日本人は歳を重ねてもここまで動けるのでしょうか」との質問が。長谷部は、「もしかしたら食事のおかげかもしれません。日本食はとてもヘルシーです。葛西さんも三浦さんも、あの年齢ですごいことをやっている。異世界から来たのかもしれませんね(笑)日本人はまた、非常に規律を重んじ、それはプロのアスリートにも当てはまります。僕たちはスポーツだけに集中する、正しいメンタリティを持っています」とコメントした。

 また、『Sportbuzzer』は長谷部に対し、「いつまで現役を続けるつもりですか? 成功の秘訣も教えてください」とも質問。これに対し長谷部は、「53歳までは無理だと思いますが、できる限り長くプロ生活を続けられるよう努力しています。ですが、そこに成功の秘訣はありません。よく寝ること、これは最低でも1日8時間。午後の浴槽ではリラックスし、健康的な食事を摂る。ハードワーク以外は特別なことをしていません」と答えた。

■「ここでコーチングライセンスを取得できれば…」

2009年にブンデス(左)、2018年にポカール(右)を制した長谷部 [写真]=Getty Images

 長谷部は2008年1月からブンデスリーガでプレーし、2008-09シーズンにヴォルフスブルクでリーグ優勝を達成。2018年にはDFBポカールも掲げた。一方、ニュルンベルク時代の2013-14シーズンには降格を経験し、フランクフルトでも2015-16シーズンには16位で終わり、入れ替えプレーオフで辛くも降格を免れた。ここまでの12年を振り返って、長谷部は自身にとって印象的だった出来事を明かしている。

「ドイツでの一番のハイライトは、フランクフルトとともに勝ち取った2018年のDFBポカールですね。ファンは30年も待っていただけに、言葉では言い表せない瞬間でした。ヴォルフスブルク時代のリーグ優勝ももちろん素晴らしい思い出です。ただ、ドイツではまだ2シーズン目でしたし、なかなか(言葉や文化を)理解することも楽しむこともできていませんでした」

「2018-2019シーズンのヨーロッパリーグでの試合も心に刻まれています。2万人のフランクフルトファンが応援したミラノ(※インテルとの決勝トーナメント2回戦)やロンドンでチェルシーと対戦した準決勝でのサポートなど、アウェイ戦は印象的でした。僕たちは準決勝で敗退しましたが、それらの素晴らしい瞬間を忘れていません」

 最後に、欧州大会におけるドイツ勢の躍進について聞かれた長谷部は、ドイツ人指導者のレベルの高さとドイツのコーチ育成力を称賛。日本サッカーの将来のためにも、自らもドイツで指導者のライセンスを取得することが目標だと明かした。

「バイエルンとライプツィヒは、昨シーズンのチャンピオンズリーグで準決勝に進出しました。これは、ブンデスリーガのチームの質が非常に高いことを示しています。しかし、3人のドイツ人監督(※バイエルンのハンジ・フリック、ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン、パリ・サンジェルマンのトーマス・トゥヘル)が準決勝に進出したことはさらに印象的です」

「ドイツが非常に多くの優秀な若いコーチを育成していることは、非常に興味深いことです。なので、僕もここでコーチングライセンスを取得できればとても嬉しいです。ドイツの指導者は、高いレベルの規律を例示し、それを要求します。それは日本にもよく合います。さらに、彼らには勝利のメンタリティがあります。日本人の監督にはそのようなものが足りないのかもしれません」

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