原口元気は移籍後初得点を決めたが、チームは敗戦 [写真]=picture alliance via Getty Images
ブンデスリーガ2部第14節が25日に行われ、日本代表MF原口元気が所属するハノーファーはホームでダルムシュタットと対戦した。原口はフル出場で、移籍後初ゴールを決めた。
試合は4分、マルヴィン・メーレムがペナルティエリア右から相手GKの股を抜くシュートを放つと、カバーに入ったマルヴィン・バカロルツは空振りでクリアできず。さらにライン上で対応したヴァルデマール・アントンもクリアしきれず、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。アントンのオウンゴールで、アウェイでのダルムシュタットが先制に成功した。
リードを許したハノーファーは14分、ゴール前のヘンドリク・ヴァイダントがヘディングシュートを放つが、これは相手GKの好セーブに阻まれる。それでも、こぼれ球をエリア中央の原口が右足ダイレクトで叩き込み、同点ゴールを挙げた。原口にとって移籍後初ゴールとなった。
しかし29分、ダルムシュタットは左サイドからのクロスをエリア中央のセルダル・ドゥルスンが落とすと、トビアス・ケンペが右足ダイレクトでゴール右隅に突き刺して勝ち越した。
1点ビハインドで折り返したハノーファーは、原口が50分にエリア右からシュートを放つが、これはDFのブロックに遭う。原口は79分にもエリア前左から右足で狙うが、ミドルシュートはわずかに枠の右へ逸れた。
87分、原口が再びエリア前左から狙うが、シュートはDFにはブロックされたる。だが、こぼれ球を拾ったマルク・シュテンデラがエリア前から右足を振り抜き、豪快なシュートをゴール左上隅に突き刺してゴールネットを揺らす。しかしVARの結果、主審に当たったボールがゴールにつながっており、今シーズンからのルールでは主審に当たった時点で試合中断、ドロップボールからの再開となるため、得点は認められなかった。
一時はヒーローとなったシュテンデラは直後の主審への抗議により88分に1枚目のイエローカード、後半アディショナルタイム2分に怒りからコーナーフラッグを蹴り飛ばして2枚目のイエローカードを受けて、退場となった。
試合はこのままタイムアップを迎え、ハノーファーは1-2で敗れて2連敗。5試合未勝利となった。
次節、ハノーファーは11月30日にアウェイでFW宮市亮が所属するザンクト・パウリと、ダルムシュタットは12月1日にホームでアルミニア・ビーレフェルトと対戦する。
【得点者】
0-1 4分 オウンゴール(ヴァルデマール・アントン)(ダルムシュタット)
1-1 14分 原口元気(ハノーファー)
1-2 29分 トビアス・ケンペ(ダルムシュタット)
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By サッカーキング編集部
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