浅野拓磨が4試合ぶりに戦線復帰 [写真]=Getty Images
ハノーファーに所属するFW浅野拓磨が、1月26日に行われたブンデスリーガ第19節のドルトムント戦で戦線復帰を果たした。
浅野は昨年10月に左太ももを負傷して以来、復帰と再発を繰り返し、12月15日の第15節バイエルン戦に出場したのを最後に再び離脱。それによりアジアカップも無念の不参加となり、1月19日に行われた新年初戦の第18節ブレーメン戦も欠場していた。
浅野はドルトムント戦でベンチ復帰を果たすと、43分には味方の負傷交代によりスクランブル出場。アップもできない状況だったが、「早く出番が回ってきてよかった」と前向きに捉え、「今週からチームに合流してやってきたし、もうここからは(コンディションを)上げていくだけ。今まで(離脱と復帰を)繰り返してきた時も100パーセントだと思ってやっていたので、何とも言えないけど、今の状態がいいのは間違いない。もうケガだけは繰り返さないようにしっかりやっていきたいなと思う」と力強く話した。
しかしチームはアウェイで1-5の惨敗。3連敗を喫し、8試合未勝利で1部残留に向けて苦しい状況が続いている。エースのFWニクラス・フュルクルクら負傷者も多い中、復帰を果たした浅野は、「1点でも少なく守って、1点でも多く取ることをチーム全体として目指していかないと、このままだと本当にやばい」と危機感を募らせ、「攻撃の選手はプレーで(流れを)変えられるポジションだと思うし、僕もそれができる自信がある。ゴールが一番いいけど、自分の強みのプレーで雰囲気や流れを変えていけるように頑張りたい」と救世主に名乗りを上げた。
また、アジアカップについては「結果だけは目を通している」と明かし、「(原口)元気くんも出ているし、(原口が)いない時に少しでもチームを良くしていけるように頑張りたい」とチームメイトの活躍に奮起していた。