アウクスブルク戦で3試合ぶりに敗戦を喫し肩を落とす原口元気 [写真]=picture alliance via Getty Images
ブンデスリーガ第9節が27日に行われ、MF原口元気とFW浅野拓磨が所属するハノーファーはホームでアウクスブルクに1-2で敗れた。
原口は2試合連続でスタメン入りを果たすと、トップ下で出場。しかしチームは開始8分の失点で出鼻を挫かれ、相手の厳しいプレッシングもあり反撃が噛み合わず。原口も「僕に(パスが)入る回数も少なかった中で、チームとして前半は難しかった」と振り返った。「前から(守備に)行くのもスカウティングされてて、ロングボールでかわされ続けて、前半はハマらなかった」
後半からはFWイーラス・ベブとポジションを替えて右サイドでプレー。「ベブがサイドをやるよりは、自分がサイドをやったほうが、チームとしてはうまく回ったかな」というように、チームは後半に入って徐々に攻勢に転じたが、その矢先の61分に不運に見舞われた。
相手CKの流れで、ダニエル・バイアーがこぼれ球をエリア内でシュート。原口が急いでブロックを試みたが、ボールは右腕に当たってしまい、痛恨のPK献上。「(クリア後の)ごちゃごちゃしたところを拾わなければいけないんで、最初から10番(バイアー)についていてもいけないから、難しいところ。アプローチに行くときはだいたい(腕を)うしろに隠すけど、とっさ過ぎて隠せもしなかった」と悔しさを噛み締めた。
このPKでリードを2点に広げられたハノーファーは65分に3バックの一角を努めたDFヨシプ・エレスを下げて長身FWヘンドリク・ヴァイダントを投入。これにより原口は右サイドバックにポジションを移し、終盤には立て続けに左足の精確なクロスで決定的なチャンスも演出したが、得点には結びつかなかった。「後半はサイドになったので、やるべきことはやったつもりですけど、なかなか…。最後はサイドバックだし、しょうがないですね」と話した。
ハノーファーは次節、11月3日にアウェイでシャルケと対戦する。