首位を走るデュッセルドルフ。原口や宇佐美の活躍も光る [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部の優勝争いが熱い。現在首位を走るのはFW宇佐美貴史とMF原口元気の日本代表コンビが所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフ。2位にはニュルンベルクが勝ち点差「2」で迫っている。
デュッセルドルフは第28節から痛恨の3連敗を喫していたが、22日の第31節でインゴルシュタットに3-0で快勝。4試合ぶりの白星で足踏み状態から抜け出し、首位に踏みとどまった。だが、残りの3試合は厳しい戦いが待っている。次節はディナモ・ドレスデンとのアウェイ戦、翌節はホームで3位のホルシュタイン・キールを迎え撃ち、最終節は敵地で2位のニュルンベルクと対戦する。特にラスト2試合が直接対決なだけに、最後まで負けられない戦いが続く。
2位のニュルンベルクは23日の前節で3位キールとの直接対決を制し、5試合無敗で首位を追走。勝ち点差「2」で首位にプレッシャーを与えつつ、虎視眈々と逆転の機会を狙っている。最後の3試合は12位のブラウンシュヴァイク、8位のザントハウゼン、そして首位のデュッセルドルフと対戦する。ちなみに、前半戦ではこの3チーム相手に3連勝を飾っている。デュッセルドルフが逃げ切るか、それともニュルンベルクが3試合で逆転劇を演じるのか、注目だ。
ニュルンベルクとの直接対決に敗れた3位のキールは、首位との勝ち点差が「7」に広がり、可能性は残っているものの、優勝争いから一歩後退。次節、デュッセルドルフが勝利すれば、その時点で優勝の可能性が消滅する。それでも、逆に4位ヤーン・レーゲンスブルク、5位アルミニア・ビーレフェルト、6位ボーフムが勝ち点「47」で並んでおり、勝ち点「49」のキールは昇降格プレーオフ圏内の3位より上をキープするため、気を緩められない状況だ。
ブンデスリーガ1部は、バイエルンがすでに第29節の時点で史上初の6連覇を達成した。だが、2部では優勝と昇格をかけた熱い戦いが最後まで続きそうだ。
■上位3チームの残り3試合
▼フォルトゥナ・デュッセルドルフ(首位/勝ち点56/得失点差11)
4月28日 第32節(A) vsディナモ・ドレスデン(11位)
5月6日 第33節(H) vsホルシュタイン・キール(3位)
5月13日 第34節(A) vsニュルンベルク(2位)
▼ニュルンベルク(2位/勝ち点54/得失点差19)
4月30日 第32節(H) vsブラウンシュヴァイク(12位)
5月6日 第33節(A) vsザントハウゼン(8位)
5月13日 第34節(H) vsデュッセルドルフ(1位)
▼ホルシュタイン・キール(3位/勝ち点49/得失点差19)
4月29日 第32節(A) vsインゴルシュタット(7位)
5月6日 第33節(A) vsデュッセルドルフ(1位)
5月13日 第34節(H) vsブラウンシュヴァイク(12位)
By サッカーキング編集部
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