2017.12.13

新監督初陣は“予想外”の先発…9戦ぶりの勝利を決めた香川「いい流れに変えたい」

香川真司
香川真司(中央)はマインツ戦で全2得点に絡み勝利に貢献した [写真]=TF-Images via Getty Images

 ドルトムントが新監督のもと、リーグ戦9試合ぶりの白星を収めた。MF香川真司は、12日に敵地で行われたブンデスリーガ第16節のマインツ戦にフル出場し、試合を決定づける追加点を挙げ、2-0の勝利に貢献した。

 監督交代にチーム内の緊張感は高まっていた。ドルトムントは9日の前節でブレーメンに敗れ、リーグ戦8試合未勝利となり、半年前に就任したばかりのピーター・ボス監督を解任。後任に元ケルン指揮官のペーター・シュテーガー監督を迎えた。「すごく責任を感じました」という香川は、「同時にこれがサッカー、これがプロの世界ですから、また新しい監督のもとやらなきゃいけない」と切り替えつつ、「緊張感は嫌でも生まれてきます」と気を引き締めていた。

 迎えたシュテーガー監督の初陣は“予想外”のスタメンだった。マインツ戦に向けて行った練習では、「フォーメーション形式でやった中で、監督はミックスしていると言っていたけど、最初はスタメンで出ていなかったので、(試合は)ベンチかなと予想していました」と先発落ちを覚悟していたという。それでも、2試合連続の先発出場を果たし、57分にはFKキッカーとして、さっそく先制ゴールの起点となった。

 試合中には、新監督と積極的にコミュニケーションをとる姿勢も見せた。70分にMFマフムド・ダフードが投入され、香川が左FW、MFラファエル・ゲレイロがトップ下に移った。しかし、77分にプレーが切れると、香川は真っ先に指揮官のもとに駆けより、何やら話し合い。「ラファ(ラファエル・ゲレイロ)がトップ下でいいのかと話をしたら、『それはお前が自由に変わっていい』と言われました。確実に俺がトップ下に行ったほうがいいですし、ラファもウイングの方がいいと言っていたので、即決でした」と、ポジションの確認をしたことを明かした。

 そして、トップ下にポジションを移したことで「やることがはっきりしたので、より攻撃がやりやすかった」と本人も言うように、徐々にゴールへと迫る。79分にFWアンドリー・ヤルモレンコとのパス交換から、エリア内フリーで右足シュート。これは相手GKに阻まれたが、終了間際の89分にFWピエール・エメリク・オーバメヤンからのリターンパスを流し込み、追加点を挙げて勝利を決定づけた。

「絶対チャンスはあると思っていた」と意気込んでいた香川は、リーグ戦3点目について「オバ(オーバメヤン)がよく見てくれていた。その前に1本外していたし、ピッチ状況やこの前(前節)のシュートをオバに当てたのも含めて、いろんなプレッシャーがあったけど、入ってよかったです」と振り返り、笑顔もこぼした。

 チームは長いトンネルを抜け出した。「みんなで『どんなブサイクな試合でも勝つぞ』と言っていた」。その強い気持ちが9試合ぶりの勝利につながり、全得点に絡んだ香川も試合後には安堵の様子を見せた。「どんな状況でも勝つことが、僕たちに自信を与えてくれるし、ちょっとした気持ちに対して余裕を与えてくれる。でも、時間はないので、切り替えて、これをしっかりいい流れに変えていきたいと思います」。

 年内は残り2試合。ブンデスリーガ第17節のホッフェンハイム戦とDFBポカール3回戦のバイエルン戦、どちらも手強い相手だけに、改めてシュテーガー監督の真価が問われる。「サコ(大迫勇也)から連絡があって話をしました。いい監督という話をしたし、チームをまとめるのが上手な監督っていうのは聞いていた」と、香川は監督の元教え子から話を聞いていたようだが、まだ新体制はスタートを切ったばかり。「これからパーソナリティやトレーニングなどは分かってくると思う」と話し、「まずはこの監督のもとでもう1度、みんながいい緊張感を持ってやれれば、必ず上昇していけると思っています」と新監督のもとで挽回を誓った。

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