ハインケス監督就任後、目覚ましい活躍を見せているコマン [写真]=TF-Images/Getty Images
ユップ・ハインケス監督の就任後、バイエルンは公式戦3連勝と復調の気配を見せている。中でも特に強い存在感を示しているのが、フランス代表FWキングスレイ・コマンだ。ミュンヘンの地方紙『AZ』は23日、「コマンが突如、欠かせない存在に」との見出しで同選手の活躍を特集している。
2015年夏からバイエルンでプレーしているコマンだが、目立った活躍を見せることができずにいた。ところが、ハインケス監督の初陣となった14日のブンデスリーガ第8節フライブルク戦に先発起用され、1ゴール1アシストを記録。続く18日のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節・セルティック戦でも再三に渡って左サイドをドリブルで突破し、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒのゴールをアシストするなど多くのチャンスを演出した。
負傷離脱を強いられている元フランス代表MFフランク・リベリーの不在を感じさせない活躍を見せているが、きっかけはハインケス監督のアドバイスにあったようだ。
コマンについて同監督は「『クロスボールを入れる前に少しプレーのスピードを落として、どこに味方がいるのかしっかり見たほうがいい』ということを彼に一度話した」とコメント。爆発的なスピードが持ち味である一方、プレーの正確性が課題に挙がっていたコマンに、技術的なアドバイスを送っていたことを明かした。
長年にわたってバイエルンのサイド攻撃を担ってきたオランダ代表MFアリエン・ロッベンとリベリーがともに30代半ばに差し掛かり、二人の後継者探しが必要になりつつあるバイエルン。同じくサイドを主戦場とするコマンのブレイクは非常に明るい材料と言えるだろう。
(記事/Footmedia)
By Footmedia