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ボランチでフル出場の酒井高徳、現地紙は「これまでより確実にいい」と評価

2017.10.22

バイエルン戦にフル出場した酒井高徳(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第9節が22日に行われ、日本代表DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属する15位ハンブルガーSV(HSV)はホームで2位バイエルンと対戦。39分に退場者を出して数的不利の戦いを強いられる中で善戦したが、52分に奪われたゴールが決勝点となり、0-1で敗れた。

 酒井はボランチでフル出場。伊藤は76分から途中出場した。ハンブルクの『Hamburger Morgenpost』紙は、試合後の採点こそ「3.5」と低い点数をつけたが、寸評では「サイドバックではなくボランチでプレーすると、キャプテンは試合で奮闘。ノーミスとはいかなかったが、これまでより確実にいい内容だった」と、パフォーマンスを向上させて強力攻撃陣相手に立ち向かったことを評価した。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、アウェイで同MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦。2点をリードしたドルトムントだったが、そこから追い付かれ、勝ち点2を落とした。

 香川は58分から出場したが、2点のリードを失う中で流れを変えるような好機を生み出せず、地元2紙ともに試合後の採点は「3.5」の平均点以下がついた。 

 寸評では、「守備では不注意な時もあれば、全力でいく時もあった。光と影が出た一戦だった」(『Ruhr Nachrichten』紙)、「目まぐるしい展開の中で投入されると、ほとんど(ゲームを)組み立てられなかった」(『Westdeutsche AllgemeineZeitung』紙)と、プレーが安定せず、効果的な動きができなかったことを指摘されている。

 次節は27日から29日にかけて行われ、HSVは28日に日本代表FW原口元気所属のヘルタ・ベルリンと、ドルトムントは同日にハノーファーと、いずれもアウェイで対戦する。

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