ビデオ判定によってPKを取り消されたケルン [写真]=Getty Images
ケルンのスポーツディレクター(SD)であるヨルグ・シュマッケ氏が、主審の判定に対して不快感を露わにしている。ドイツメディア『ビルト』が試合後のインタビューを引用して報じた。
13日のブンデスリーガ第8節で日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは日本代表FW浅野琢磨の所属するシュトゥットガルトに1-2で敗れている。
シュマッケ氏が特に問題とする場面は1-1で迎えた89分。ケルンのフランス人FWセール・ギラシがシュトゥットガルトの元ドイツ代表DFデニス・アオゴにペナルティエリア内で倒され、主審はPKの笛を吹いた。しかし、ビデオアシスタントレフェリー制度(VAR)によって再確認の後、PKの判定が取り消されてしまった。
シュマッケ氏は「間違いなく接触はあった。PKの判定は絶対に間違っていなかったはずなのに、どうして我々だけがつらい目に遭わなければならないんだ。この件に関しては詳しい説明がなされなければならない」とコメントし、不満を爆発させている。
ブンデスリーガ第4節の日本代表MF香川真司の所属するドルトムント戦でもビデオ判定によって不利な判定をされ、再試合を要求していたケルン。同メディアは、近年導入が進んでいるVARには賛否両論集まっており、今後も議論が巻き起こると報じている。