ハンブルガーSVでプレーする酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
守備陣に離脱者が相次いでいる日本代表DF酒井高徳所属のハンブルガーSVだが、ここにきて光明がみえてきた。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。
同誌によると、二人のベテランセンターバック、スイス代表DFヨハン・ジュルーとボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表DFエミル・スパヒッチが、今節(30日のブンデスリーガ第9節ケルン戦)からメンバーに復帰。
DFBポカール後の試合ということもあり、マルクス・ギズドル監督は「今回は日曜開催で1日余分に時間がある」ことへの喜びを見せていたのだが、練習ではジュルーは先発組としてプレーしており、ケルン戦ではその恩恵を受ける格好となりそうだ。
ただしスパヒッチに関しては、リスクを避けるために、まずはベンチスタートとなる模様だ。
また今節では、ドイツ人DFデニス・ディークマイアーが出場停止にあることから、右サイドバックでもやりくりを迫られることになるが、若手の同DFアシュトン・ゲッツを代役として起用するかもしれない。
この選択におけるメリットは、DFBポカールではボランチとして出場した酒井を引き続き同じポジションとして起用し、中盤の安定化をはかれるということ。酒井はDFBポカールでアシストをマークして4-0の勝利に貢献するなど、攻守にわたって納得のパフォーマンスを披露した。
ギズドル監督は酒井について、現在は“中盤における重要なピース”と位置付け、「新しい穴を埋めるために、新しい穴を作ってはいけない」との考えを示している。
一方、最近はCBとしてプレーしているスウェーデン代表MFアルビン・エクダルが内転筋を負傷。もしも欠場となった場合には、このところ代役として中盤でプレーしていたU-21ドイツ代表DFギデオン・ユングを最終ラインに配置し、ドイツ代表MFルイス・ホルトビーが先発復帰することが考えられるだろう。