2012-13シーズン終了後にバイエルンへ移籍したゲッツェ。ドルト復帰なるか [写真]=Getty Images、ullstein bild via Getty Images
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)が、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの移籍に向けてドルトムントと交渉を行っていることを認めた。イギリスメディア『スカイスポーツ』が16日に報じている。
報道によると、ルンメニゲCEOはドイツメディア『スポルト1』にて「ドルトムントとの交渉が存在することは認めよう。彼の代理人とも話し合っている」とコメントし、交渉中であることを明かした。
そしてルンメニゲCEOは「まだ(交渉が)完了したわけではない。まずは両クラブが移籍金額について合意しなければならない」と、交渉が初期段階であることを併せて伝えている。
ゲッツェは1992年生まれの24歳。2001年にドルトムントの下部組織に加入し、2010-11シーズンにトップチームに昇格した。同シーズンから主力選手として活躍し、ブンデスリーガ2連覇に貢献。2012-13シーズン終了後にライバルクラブのバイエルンへ移籍し、ドルトムントのサポーターからは“裏切り者”と痛烈な批判を浴びた。
2014年のブラジル・ワールドカップでは決勝のアルゼンチン代表戦で優勝へ導く決勝ゴールを記録。ただ、バイエルンでは思うように出場機会を得られず、次第に退団の可能性を取り沙汰されるようになった。2015-16シーズンのブンデスリーガでは14試合出場3ゴールにとどまっていた。
なおゲッツェについては、ドルトムントのサポーターが批判的なバナーを掲示した試合があった。同クラブ復帰の可能性を報じられる中、6月2日に行われたブンデスリーガ第28節のブレーメン戦で「ミランかマドリードか、ドルトムント以外のどこでも!どっか行けゲッツェ!」と記されたバナーが掲げられている。
交渉が成立した場合、ゲッツェは3年ぶりにドルトムントへ復帰することとなる。“裏切り”移籍から3年、サポーターの反応にも注目が集まることとなりそうだ。
By サッカーキング編集部
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